日本食の”おいしさ”に欠かせない「うま味」。料理に取り入れると味に深みがでるだけでなく臭みがなくなるなど、とっても大きな貢献をしてくれますよね。今回は、そんな「うま味」を活用するメリットについて、もっと詳しくご紹介しようと思います。
365日しじみについて研究している「しじみバカ」こと嶋田の、おすすめの一品も伝授しちゃいます。ぜひ参考に読んでみてください!
うま味のメリット①素材の味を活かせる
うま味には、素材が本来もっている味を引き立てる効果があると言われています。
例えばお芋類。里芋や長芋、じゃがいもの煮物にうま味成分を入れると甘くてやわらか、ふっくら美味しい一品のできあがり。
うま味のメリット②魚の生臭さを軽減
マグロやサバ、カツオなどの生臭い魚。苦手な方も多いと思います。
そこで使えるのがうま味調味料(味の素など)。下準備のときに魚の身に揉み込むと、臭みのもととなる「油分の臭み」を軽減してくれ、おいしく食べやすい一品にしてくれます。
野菜の苦味を軽減
子どもが苦手な苦い野菜。そんな苦い野菜のピーマンやゴーヤですが、うま味を加えるだけで苦味やえぐ味が和らぎます。
下ごしらえのときや、煮たり炒めたり調理しているときに「うま味」を加えてあげてましょう。
肉や魚をもっと美味しく
うま味は肉や魚の臭みを減らしてくれるだけでなく、より美味しくしてくれる効果があります。
”肝”となるのが肉や魚に含まれている「イノシン酸」。うま味に含まれている「グルタミン酸」と「イノシン酸」が相乗効果を生み、私たち人間がより美味しく感じられるようになるんだとか。
特にから揚げの下味として塩こしょうと一緒に揉み込むのがおすすめで、ふっくら柔らか、味がしっかりと感じられる美味しいから揚げができますよ。
美味しく減塩できる
塩分控えめの料理は物足りなくなってしまいがち。健康に気をつけようと思っていても、減塩を毎日実践するのは難しいのではないでしょうか?
そんなときに使えるのが「うま味」。塩分が少なくとも、味が豊かになって満足感があるので、美味しく減塩できますよ。
うま味たっぷり「しじみ」を活かした絶品カレー
写真は、創作だしカレー ひるまがりさんのあいがけカレー。札幌の円山地区にカウンター5席を構える、清潔感のあるカレー屋さんです。
オススメはなんといっても出汁の「うま味」をふんだんに使ったカレー。実は僕のしじみをダシに使ってくれているんです。
スパイスだけに囚われない新しいカレーのあり方として、その味わい深さを感じてもらえること間違いなし。しじみをカレーに入れるだけで味が豊かになるはずです。ぜひご家庭でも試してみてくださいね。