「出汁を取るのって難しそう…ついだしの素を使っちゃう」
しじみから出汁を取るのは、難しそうに感じますよね。昆布やカツオ節のように入れておくだけというわけにはいかないので、なおさら。
ですが、ポイントさえ押さえておけば誰にでもできる簡単な方法があるんです!
今回は、しじみ出汁を抽出する方法に焦点を当て、しじみ漁師である嶋田漁業部が徹底解説させていただきます。
必要な物もチェックリストで公開しているので、お買い物の際にもお使いください。
それでは、さっそく見ていきましょう。
目次
しじみ出汁を抽出するのに必要な道具・材料
最初に、しじみ出汁を抽出するために必要な道具・材料を一気に見ていきましょう。
- ボウル
- ザル
- 出汁パック
- 水1500ml
- 3%の塩水500ml(塩大さじ1杯 15g)
- 生姜30g
- しじみ500~600g
しじみ出汁を抽出する方法と手順
まずはざっくりと手順を紹介します。
- しじみを洗う
- 砂抜きをする
- 茹でる
- こす
一つひとつ細かいやり方を見ていきましょう。
1. しじみを洗う
しじみをよく洗い、外側の泥などを落とした後にボウルに入れます。
2. 砂抜きする
1) お水に対して3%の塩を入れ、よく混ぜます。
(500mlに対して大さじ1)
2) ボウルに入れたしじみに対して、塩水を注いでいきます。しじみの頭が出るくらいまで注ぐのがポイント。
3) その後、新聞紙やアルミホイルを被せて1〜2時間ほど放置します。
(新聞紙などを被せる理由は、しじみが塩水を吐き出し周りが汚れてしまうため)
※この時、常温で放置します。水温が20度前後だと良し
3. 茹でる
1) 砂抜きしたしじみをもう一度洗い、鍋に入れます。
2) お水を1500ml入れ、火にかけます。この時、以下のものも一緒に入れましょう。
- 生姜30g
- お酒100ml
- 塩大さじ½
3) アクが出てくるので、小まめに取ります。沸騰したら、中火にして中のしじみの口が開いているかを確認。
4. こす
1) すぐ身を取っても出汁は出ますが、できれば鍋ごと冷めるまで放置するとより旨味のある出汁が出るのでオススメ。
2) 殻を捨て、身と生姜を同じボウルに入れます。
3) ザルを上に被せ、出汁パックを敷いた後に先ほどまで取っていた出汁をかけ、こしていきます。
4) これで美味しいしじみ出汁の完成!
抽出したしじみ出汁を保存する方法は「冷凍」がおすすめ
多くの出汁が取れるため、1日〜2日で使い切る場合は冷蔵でもOK。ですが、しじみ出汁は「冷凍」がオススメです!
なぜかというと、しじみは生の状態より冷凍した方が旨味が増すからです。冷凍をすると、しじみの細胞が破壊され、旨味成分であるグルタミン酸やコハク酸が増えます。つまり、より味わい深いお味噌汁やしじみ料理になるというわけです。
では、どういったレシピがあるのか?以下の記事で紹介中しておりますので、ぜひご覧ください♪
まとめ
根茎は、しじみの出汁を抽出する方法についてお話ししました。ポイントはそれぞれ以下の通りです。
- ボウル
- ザル
- 出汁パック
- 水1500ml
- 3%の塩水500ml(塩大さじ1杯 15g)
- 生姜30g
- しじみ500~600g
- しじみを洗う
- 砂抜きをする
- 茹でる
- こす
しじみバカである嶋田漁業部は、この他にもしじみのお役立ち情報について幅広く解説しています。「しじみ」が好きな方、興味をお持ちの方はぜひ以下の記事もチェックしてみてください♪
「しじみお役立ち情報」をみてみる