しじみといえば、どんな料理をイメージしますか?しじみといえば、お味噌汁やお吸い物しか食べたことがない方も多いと思いますが、実はしじみは一度砂抜きしてしまえば簡単にどのような料理にも使える万能食材なんです。
しじみさえあれば、お手軽にうまみ成分たっぷりの海鮮風味のする料理に早変わり!例えお肉が主役の料理でも”海鮮食べたい欲”が満たされるでしょう。
“しじみバカ”こと嶋田漁業部は、日本でも有数のしじみ生産地である網走湖でしじみ漁を行っています。今回は、しじみのプロフェッショナルである僕が美味しいしじみレシピをご紹介いたします。あなたもぜひ、しじみ料理にチャレンジしてみて下さい。
目次
【汁物】しじみの汁物レシピ
しじみといえば、やっぱり汁ものです。しじみをお味噌汁でしか食べたことがないという方も多いのではないでしょうか?
小ぶりのしじみが手に入った時ほど汁物にしたいですね。しじみの身よりも出汁を食べたいときにはぜひ汁物にしましょう。
しじみを使った汁物を5種類ご紹介します。
意外と簡単「しじみの味噌汁」
材料・道具(2人前)
- 鍋
- しじみ 300g(貝も含む)
- 水 適量
- 味噌 適量
しじみの味噌汁の作り方
- 鍋に砂出しをしたしじみと水を入れて、ひと煮立ちさせる。
- 沸騰後、アクを取って鍋を火を止める。
- ②が温かいうちに味噌を溶き入れる。
しじみのお味噌汁は、特に追加で出汁を入れなくても十分うまみを感じられます。お味噌汁をしじみ以外で作ろうとすると、他の昆布や鰹節から出汁を取らなくちゃいけませんが、しじみのお味噌汁は、しじみを煮るだけのため、鍋から取り出す必要がありません。
忙しい朝にも作りやすいお味噌汁です。
大晦日に食べる寿司のお供に「しじみのすまし汁」
材料・道具(2人前)
- 鍋
- しじみ (貝も含む)
- 水 4カップ
- 酒 小さじ1
- 醤油 小さじ3
- 塩 適量
- 小葱 適量
- 胡椒 適量
しじみのすまし汁の作り方
- しじみの砂出しをする。
- 鍋に水と一緒にしじみと酒を入れて、ひと煮立ちさせる。
- 沸騰後、鍋を火を止めて塩、醤油で味を調える。
- お汁を椀にもり、小葱、胡椒、ゆずをお好みで加える。
すまし汁はごまかしがきない繊細な料理のため、自信がない方はお味噌汁に方向転換してしまう方も多いですが、実はすまし汁を美味しく作るための秘訣があります。
酒:醤油=1:3の比率で入れて、塩で好みの味に調えると、それだけでおいしいです。出汁はしじみからにじみ出るため、しじみの天然海鮮和風出汁を醤油の風味との最高の組み合わせで最後まで楽しめますよ。
しじみだけの汁モノに飽きたら海鮮をプラス「しじみのしんじょ椀」
材料・道具(2人前)
- 鍋 2つ
- 白身魚のすりみ 150g
- しじみ 150g(貝も含む)
- お酒 大さじ2
- A.だし汁 3と1/4カップ
- A.塩 少々
- A.醤油 小さじ1
- 小ねぎ 少々
しじみのしんじょ椀の作り方
- 砂出ししたしじみと、お酒大さじ2をフライパンに回し入れて蓋をし、貝が開くまでフライパンで煮て酒蒸しを作る。
- 酒蒸ししたしじみの粗熱を取った後、身と殻に分ける。(殻が熱い場合スプーンでとるといい。)
- 白身魚のすりみをスプーンで粘り気が出るまで混ぜてから、しじみの身を半分加えてサクサクとすり身を混ぜ合わせる。
- 手のひらを水で濡らして、③を丸めてやや潰す。(小さめのハンバーグ程度)
- お湯を沸かし、④と残りのしじみを上にのせて、④が浮かんでくるまで茹でる。
- ⑤とは別の鍋に、Aと①の酒蒸しの汁を合わせて煮立たせ、弱火で1分ほど煮る。
- 椀に⑤と⑥を盛って、小ねぎを盛り付ける。
お吸い物やお味噌汁でもいいけれど、ワンランク上品な品を作りたいときは「しんじょ椀」がおすすめ。しじみが入った魚のすり身を島のように浮かせると、小料理屋で出てくるような1品のよう!余った酒蒸しをしんじょの上にのせてもオシャレです。
仕事関係の方がいらっしゃるときにも出せる上、気の利いた1品としてほめられること間違いなし。手の込んだ美味しい料理を作ってみたいときにおすすめです。
洋風にしじみをススる「しじみのクリームスープ」
材料・道具(2人前)
- 鍋 2つ
- しじみ 200g(貝も含む)
- 水 100ml
- 玉ねぎ 1/2
- にんじん 1/4
- ジャガイモ 1個
- セロリ 1/2本
- バター 20g
- ニンニク 1片
- 小麦粉 大さじ1
- 牛乳 300ml
- コンソメ 1個
- 塩コショウ 適量
- パセリ お好み
しじみのクリームスープの作り方
- しじみは砂抜きをして殻を外しておく。鍋にしじみと水を入れて弱火で煮出す。
- ニンニク・にんじん・セロリは薄切りかつ、食べやすいサイズに。ジャガイモは一口サイズに切っておく。
- 熱した鍋にバターを溶かして、バターが溶けだしたらニンニクを入れて香りをつける。ニンニクの香りが立ったらニン二クを鍋から取り出して、②で切った野菜を入れて焦がさないように炒める。
- ③がしんなりしてきたら鍋から野菜を取り出し、ジャガイモの表面が透明になるまで炒め、取り出したニンニク・野菜を鍋に戻して一緒に軽く炒めて、小麦粉を入れる。
- ④に①で出たしじみの煮汁を加え、焦げ付かないように混ぜながらコンソメ・塩コショウで味を調える。
- 15分ほど煮込んで味が具材に馴染んだら、牛乳を何回かに分けて、いれる。
- 牛乳を入れ終わったら10分程度焦げ付かないように混ぜながら煮込み、最後にしじみの身をいれる。
- お皿に持ったらパセリを散らして完成。
しじみのクリームスープは、冬の寒い時期にも体の芯から温まるスープです。しじみの優しい出汁が具材にもしっかりついているから、どの具材を食べてもしじみのうまみ成分がじゅわぁ〜と染み出します。
夏に食べたかったら、⑤を15分ほど煮込んで粗熱を取ってからミキサーにかけて味を再度整えて牛乳や生クリームを混ぜ入れれば冷たいスープにも。
夏にも冬にも楽しめるしじみのクリームスープです。
お手軽海鮮中華風のスープ「しじみと卵の中華風スープ」
材料・道具(2人前)
- 鍋 2つ
- しじみ 200g(貝)
- 水 300ml
- 玉ねぎ 1/2
- ピーマン 1個
- 卵 1個
- A.鶏がらスープ 大さじ1
- A.塩コショウ 適量
- A.醤油 小さじ1
- A.生姜 適量
- A.ニンニク 1片
しじみの卵の中華スープの作り方
- 砂出ししたしじみをよく洗い、殻と身をわける。
- 鍋にしじみの身と水を入れて10〜15分程度煮出す。
- 玉ねぎ・ピーマンを細切りに、ニンニク・生姜をすりおろす。
- 鍋で油を熱し、玉ねぎ・ピーマンを弱火で炒める。
- ④で玉ねぎが透明になってきたら②とAをいれる。
- 卵を溶き、⑤の火を止めて卵を流し入れる。
- 器に盛れば、完成。
スープだけでは栄養がとりにくいですが、ここにしじみをプラスするだけで、しじみの出汁を感じる栄養・おいしさ満点のスープが出来上がります。
中華風スープを作ろうとした際お肉を入れる方も多いですが、しじみがあればお肉がなくても食べ応えのあるスープに。
パンのお供にもなるため、ちょっとしたお昼ご飯にもなるでしょう。
【副菜】ご飯が進むしじみレシピ
しじみは味が染みやすいため、濃い味にしてご飯やお酒のお供にぴったりです。
副菜としてしじみを食べたい方におすすめのレシピを8つご紹介します。
しじみの王道!余ってもアレンジしやすい「しじみのしぐれ煮」
材料・道具(2人前)
- 鍋
- しじみ 600g(殻を含む)
- お酒 大さじ2
- A.砂糖大さじ1
- A.醤油大さじ1
- A.お酒大さじ1
- B.生姜 お好み
- B.みりん 大さじ1
しじみのしぐれ煮の作り方
- しじみの砂出しをして洗い、お酒を回し入れて酒蒸しを作る。
- しじみの貝の口が開いたら、汁としじみを分け、しじみも殻と身でわける。
- 酒蒸しの汁とAを鍋に戻して煮立たせる。
- ③が煮立ったら④にBを入れてとろみがつくまで煮詰める。
- しじみを鍋に戻して5分ほど弱火で火にかけて、完成。
しじみのしぐれ煮は味をたっぷりしみこんませるので、しじみを噛むたびにジュワッとうま味と甘味が楽しめます。
しじみのしぐれ煮は、そのままおかずにしてもいいですし、お握りの具材としても活用できちゃいます。
余ったとしてもしぐれ煮は保存もきくため、数日に分けてお弁当のおかずにしても良いですし、ピラフの具材にも再利用可能な万能料理です。
しじみを濃い味で食べる「中華風しじみ炒め」
材料・道具(2人前)
- フライパン
- しじみ 500g(貝の重さ含む)
- 長ネギ 1/2
- ニンニク 少々
- 生姜 少々
- 豆板醬 適量
- A.醤油 大さじ1
- A.お酒 大さじ1
- A.オイスターソース 大さじ1
中華風しじみ炒めの作り方
- 砂抜きしたしじみをよく洗って水気を切る。
- 長ネギをみじん切りにする。(ニンニク・生姜がある場合もみじん切りに。)
- 中華鍋を火にかけて油を入れて、①と豆板醤を入れる。(ニンニク・生姜がチューブしかない方も投入。)
- 豆板醤の香りが立つまで炒め、殻ごとしじみを入れて蓋をする。
- しじみの貝が開いたらAを入れて、1〜2分ほど蓋を開けながら煮詰める。
- 器に盛ったら、ネギを入れて完成。
しじみはうまみ成分がたっぷり詰まっているため、しじみに豆板醬・醤油・お酒・ニンニク・生姜を加えるだけで簡単に中華風の味になります。
アレンジしたい場合は、中華系の出汁を加えても良いでしょう。その場合は、塩味が強く出るため、醤油を入れるときなど、味に注意しながら作りましょう。
1品でご飯が食べられる「しじみとひじきの煮物」
材料・道具(2人前)
- フライパン
- しじみ 800g(貝を含む)
- ひじき 50g
- 酒 大さじ2
- にんじん 1/2本
- ピーマン 2個
- 油 大さじ2
- 水 1カップ(200ml)
- A.砂糖 大さじ1
- A.醤油 大さじ3
- A.みりん 大さじ1
しじみとひじきの煮物の作り方
- ひじきは、ひじきの袋に書かれた手順通りに戻す。
- 砂出しをしたしじみを洗って、水気をきる。
- 火にかけたフライパンにしじみとお酒を入れて蓋をし、貝が開くまで蒸して酒蒸しにする。
- 酒蒸しにしたしじみを、汁としじみの身に分ける。
- にんじん・ピーマンを千切りにする。
- フライパンに油を入れてひじきを炒め、にんじん・ピーマンを加えて、しんなりとするまで炒める。
- ⑥にしじみの酒蒸しの汁・水・Aの調味料を入れて煮詰めて、適度にアクをとる。
- アクを丁寧にとったらしじみの身を加えて、汁気がなくなるまで煮る。
しじみは1度大量に酒蒸しにして冷凍しておくと便利に使えるため、時間がある時にまとめて使うのも良いかもしれませんね。
ひじきもしじみも下準備に時間がかかるため、使おうと思わないとすぐには使えない材料です。
何度か分けて料理にするのも面倒な場合は、お弁当用にしたり、朝・夜両方の副菜用で作るなど、まとめて作ってしまった方が便利ですよ。
しじみなのに簡単「うの花のしじみ和え」
材料・道具(2人前)
- フライパン
- しじみ 200g(貝を含む)
- 玉ねぎ 1/2個
- 人参 1/4本
- ちくわ 1本
- おから 100g
- A.醤油 大さじ3
- A.みりん 大さじ2
- A.砂糖 大さじ1
- A.水 1カップ(200ml)
- A.白だし 大さじ1
- 酒 大さじ1
うの花のしじみ和えの作り方
- 砂抜きしたしじみはよく洗い、水気を切った後で殻から身を外す。
- にんじん・たまねぎ・ちくわ・しいたけを薄切りにする。
- フライパンを熱して油を敷いた後、②としじみを入れてしんなりするまで炒めるた後でおからを入れる。
- ③に酒を入れて炒めた後にAを入れ、焦げないように随時混ぜながら、5〜10分煮て、完成。
うの花は難しそうな和風の副菜なのに、意外と簡単に作れるおかずです。最近では少なくなっていますが、豆腐専門店で豆腐や惣菜を買うとおからを無料でプレゼントしてくれるお店も多くあります。
卯の花は豆の栄養素が詰まっていますが、そこにしじみを入れることで旨味がさらにアップします。おからを使ったことがないという方は、20分程度で簡単に作れるためぜひ作ってみてください。
栄養の少ない春雨を栄養満点に「しじみの春雨サラダ」
材料・道具(2人前)
- 鍋
- ボウル
- しじみ 300g(貝を含む)
- 春雨 40~50g
- きゅうり 1/2本
- ハム 1枚
- A.醤油 大さじ2
- A.酢 大さじ2
- A.砂糖 大さじ2
- A.レモン汁 大さじ1
- A.ゴマ油 大さじ2
- A.鶏ガラスープ 小さじ1
しじみの春雨サラダの作り方
- 砂抜きしたしじみはよく洗い、水気を切った後で殻から身を外す。
- 春雨を袋通りの湯で時間分茹で、水で洗う。
- ハムは1cm幅にきり、きゅうりを細切りにして塩を入れてもみ、水分が出てきたら洗う。
- ①のしじみ・②の春雨・③のハムときゅうりをにAを混ぜ合わせて、完成。(時間がある時は30分程度冷蔵庫で寝かせると味がしみこみます。)
春雨を茹でる時間はかかりますが、砂抜きしたむき身のしじみが有れば簡単に作れる副菜です。
さっぱりとした副菜が欲しい時にはぴったり。時間がある時は冷蔵庫で寝かせる時間があるとさらに味がしみこんで美味しくなりますが、時間がなければそのままでも十分美味しいでしょう。
もし、わかめなどの海藻があれば、水で戻して加えても良いですね。手軽にしじみが食べられる、栄養が取れる春雨サラダです。
いつもの味に一工夫「しじみのポテトサラダ」
材料・道具(2人前)
- 耐熱皿
- ボウル
- しじみ 300g(貝を含む)
- ジャガイモ 3個
- きゅうり 1/2本
- 塩 大さじ1
- A.マヨネーズ 大さじ4
- A.レモン汁 小さじ1
- A.塩コショウ 適量
- A.醤油 小さじ1
しじみのポテトサラダの作り方
- 砂抜きしたしじみを良く洗い、殻と身をわける。
- ジャガイモを良く洗って皮をむき、芽をとる。
- ②のジャガイモを1口サイズに切り、水で再び洗い耐熱皿に入れて10分程度レンジで加熱する。
- キュウリを薄く切って塩もみをし、出てきた水と塩を洗い流す。
- ボウルに③・④・A・①のしじみの身を入れて混ぜ、塩コショウで味を調整。器に盛って、完成。
醤油を入れすぎるとしょっぱくなってしまうポテトサラダエスが、しじみとジャガイモの相性をよくするにはピッタリ。レモン汁でさっぱり感があるため、食べやすさもあります。
ポテトサラダはお手軽に使用と思えばどこまでも簡単になる料理ですが、しじみを加えることでお手軽にしすぎず、簡単に栄養満点のおかずに。
普通のポテトサラダに飽きてきたら、ぜひお試しください。
作り置きしたい方におすすめ「しじみの醬油漬け」
材料・道具(2人前)
- 鍋
- ボウル
- しじみ 300g(貝を含む)
- 水 100ml
- A.醬油 大さじ1
- A.ウスターソース 大さじ1
- A.紹興酒 大さじ2
- A.砂糖 小さじ2
- ニンクニ 1欠
- 鷹の爪 1本
しじみの醬油漬けの作り方
- 砂出ししたしじみを良く洗う。
- ニンニクを薄切りにし、芯を取り除く。
- 鷹の爪は頭を切って、種を取り除く。
- ボウルにAと②・③を入れる。
- 鍋に水・①を入れて火にかける。
- ⑤のしじみの口が開いたら、鍋の汁大さじ1・しじみを貝ごと④のボウルに入れて冷蔵庫で6時間ほど漬ける。
- ボウルから器に移し、盛り付ければ完成。
箸休めとしても使えるしじみの醬油漬けは、保存ができるため忙しい日の夕飯用に作り置きしてもいいですね。
鷹の爪の量で辛さが調節できるため、辛みが苦手な方は数時間で取り出してもいいですし、反対に辛い方が好きな方は何日か鷹の爪をつけ置きすると良いでしょう。
醤油バターで海鮮を頂く「しじみのガーリックバター炒め」
材料・道具(2人前)
- フライパン
- しじみ 300g(貝を含む)
- バター 20g
- ニンニク 1片
- 醤油 大さじ2
- 酒 50ml
- 塩コショウ 適量
しじみのバター炒めの作り方
- 砂抜きしたしじみを良く洗い、水をキッチンペーパーなどでふき取る。
- フライパンにバターを入れ、溶けてきたタイミングでニンニクを弱火で炒める。
- ②のニンニクに焦げ目が軽くついたタイミングで、①と酒を入れて蓋をし、弱火で煮詰める。
- ③でしじみの口が空いたら、醤油・塩コショウをふりかけて炒める。
バターと醤油の組み合わせは、海鮮と相性ぴったり。帆立ならもったいなくてパクパク食べられないかもしれませんが、しじみは1口サイズのためたっぷり時間をかけて醤油バター風味を味わえます。
しじみでお手軽にバーベキュー気分を味わえる、おすすめレシピです。
【メイン】しじみを加えるだけで簡単に栄養たっぷりの海鮮風料理に!
メインのおかずを海鮮風味にして美味しく食べるには、しじみを混ぜこむのが一番です。
海鮮をメインにすると面倒なイメージが先行しますが、しじみならお手軽に栄養が取れて、ちょっとした手間でお肉が海鮮に早変わり。
ぜひ、お肉を使ってお手軽海鮮風味のする料理を作っちゃいましょう。
海鮮風味がプラスになった「しじみの海鮮かき揚げ」
材料・道具(2人前)
- フライパン
- ボウル
- しじみ 200g(貝を含む)
- 玉ねぎ 1/2個
- 人参 1/2本
- ちくわ 2本
- A.片栗粉 大さじ1
- A.小麦粉 大さじ3
- A.塩 適量
- 水 1/2カップ(100ml)
- 油 揚げられる量
しじみの海鮮かき揚げの作り方
- 砂抜きしたしじみを洗い、水気を取って殻と身を外す。
- タマネギ・人参を薄切り、ちくわは5mm程度の輪切りにする。
- Aの材料をボウルに入れて混ぜる。混ざったら水を入れる。
- 揚げる油を用意する。
- ③に、②としじみを入れてお玉ですくい油に投入。
- ⑤はあまり触らずに、頃もが固くなったらひっくり返す。
- すべて上がったら、盛り付けて完成。
しじみをかき揚げの中に入れることで、海鮮度がアップします。もっと海鮮感を手軽に加えたいなら小エビなどを入れても良いですね。
イカや魚を使わなくても海鮮感を手軽に出せるため、しじみのような小さな貝は冷凍保存して、いつでも使えるようにすると良いかもしれません。
かき揚げは、麺類・ご飯にも合う、野菜がたくさん取れるのに子供が喜んで食べてくれるおかずです。野菜嫌い・魚嫌いのお子さんにも試しに出してみてはいかがでしょうか。
いつものシチューに美味しさをプラス!「しじみシチュー」
材料・道具(2人前)
- 鍋
- しじみ 300g(貝を含む)
- 水 150ml・200ml
- 玉ねぎ 1個
- 人参 1/2本
- ジャガイモ 2~3個
- バター 10g
- 牛乳 200ml
- シチューの素 1/2箱
しじみシチューの作り方
- 砂抜きしたしじみを洗い、水気を取って殻と身を外す。
- ①のしじみの身を150mlの水で煮出す。
- ジャガイモを一口サイズに、にんじん・たまねぎを薄切りにする。
- フライパンで、バターを熱し、たまねぎが透明になるまで弱火で炒める。
- ④でたまねぎを取り出してジャガイモ・にんじんを入れ、ジャガイモの表面が透明になるまで炒める。
- ⑤に水200ml・たまねぎ・②で煮出したしじみ汁を加え、20分程度煮込む。
- ⑥にシチューの素・しじみを入れ、牛乳は何回か分けていれ、15分程度焦げ付かないように混ぜながら煮て、完成。
しじみはうまみ成分が詰まっているため出汁が良くでます。特にシチューのようなクリーム風味が強い煮込み料理では、しじみの旨味が他の具材にも染み込みやすいんです。
しじみを加えるだけで、いつもと同じ具材を使っているはずなのに、簡単に美味しさがプラス!ぜひ、いつものカレーやシチューのアレンジとして作ってみてください。
ご馳走アレンジ料理「しじみのパイ包み」
材料・道具(2人前)
- フライパン
- オーブン
- 耐熱皿(グラタン皿・ココット など)
- しじみ 300g(貝を含む)
- ベーコン 2枚
- 玉ねぎ 1/2個
- 冷凍パイシート 2枚(器の大きさによっては1枚を切って2枚にする)
- 塩 ひとつまみ
- バター 30g
- 牛乳 400ml
- 小麦粉 大さじ3
- ブラックペッパー 適量
- 溶き卵 1個
しじみのパイ包みの作り方
- 砂抜きしたしじみを洗い、水気を取って殻と身を外す。
- パイシートを常温に戻す。
- ベーコンを幅1cm、玉ねぎをうす切りにする。
- フライパンで油を熱し、ベーコン・玉ねぎをしんなりするまで炒める。
- ④に塩・牛乳・しじみの身を入れ、野菜が柔らかくなるまで煮る。
- ⑤が柔らかくなったら、バター・小麦粉を入れ、とろみがついたらブラックペッパーを入れて味を調える。
- 耐熱皿に⑥を流し込み、覆うように②で柔らかくしたパイシートを乗せる。
- パイシートに溶き卵を塗り、200度に余熱したオーブンで10分焼いて、完成。
しじみはクリーミーにして食べると旨味が染み出して美味しくなります。
主食級の料理を作りたいとき、しじみのアレンジパイ包みを作るとワンランクアップしたご馳走に。
あまり家庭で出さない珍しい料理をさらに美味しく食べたい方におすすめです。
2種類の味を楽しめる「しじみ・エビの生春巻き」
材料・道具(2人前)
- 鍋
- しじみ 200g(貝を含む)
- むきエビ 4尾
- ライスペーパー 8枚
- もやし 100g
- きゅうり 1/2本
- サニーレタス 2枚
- 塩 小さじ1
- A.スイートチリソース 大さじ1
- A.豆板醤 小さじ1
- A.ごま油 小さじ1
しじみ・むきエビ生春巻きの作り方
- 砂抜きしたしじみを洗い、水気を取って殻と身を外す。
- 鍋にお湯を沸かし、もやし・塩を強火で30秒程度茹でてザルにあける。(水では洗わない。)
- ②の鍋にむきエビを入れて1分程度ゆでて、粗熱をとる。
- きゅうりは細切りにし、サニーレタスは食べやすいようにちぎる。
- ライスペーパーを水で濡らし、絞った付近の上に広げる。
- ⑤に、②のもやし・④のきゅうりとサニーレタスをのせ、しじみの生春巻きと、むきエビの生春巻きで分けて作る。
- ⑥を半分に切り、Aを加えたソースを器に持って、完成。
生春巻きといえばエビですが、食感の異なる2種類の生春巻きを用意すると飽きずに食べられます。
生春巻きは子どもにも人気なサラダ感覚で野菜がたくさんとれる料理でもあるため、しじみも追加してたっぷり栄養をとってもらいましょう。
お肉と一緒にだからしじみ嫌いでも食べられる「しじみの海鮮シュウマイ」
材料・道具(2・3人前)
- フライパン
- しじみ 200g(貝を含む)
- 豚ひき肉 100g
- 玉ねぎ 1/2個
- シュウマイの皮 16~20枚
- グリーンピース 16~20個
- 水 100ml
- A.片栗粉 大さじ4
- A.醤油 大さじ1
- B.ごま油 小さじ2
- B.オイスターソース 大さじ2
- B.しょうが 適量
- B.鶏がらスープの素 小さじ2
- B.塩コショウ 適量
しじみの海鮮シュウマイの作り方
- 砂抜きしたしじみを洗い、水気を取って殻と身を外す。
- 玉ねぎはみじん切りにしみじん切りにし、Aをまぶす。
- シュウマイの皮は、4つ角を切り落とす。
- 豚ひき肉にB・②と①のしじみの身を加えて混ぜる。
- ③のシュウマイの皮に④を包み、グリーンピースを軽く埋め込むように乗せる。
- フライパンに万遍なく油をしき、シュウマイを並べてから水を入れ、火にかける。
- 中火で10分ほど⑥を蒸し、水がなくなれば、完成。
シュウマイは肉肉しいバージョンも、エビやしじみを入れた海鮮バージョンも楽しめる料理です。
海鮮の場合、海老を使うと1つに1尾必要になるため高級な料理になってしまいますが、しじみから出る海鮮の旨味を使えば、家計にも優しい海鮮シューマイができます。
しじみが嫌いな子どもも、大好きなシューマイとしてお肉と一緒ならと食べられるという方も多いので、ぜひ試してみてください。
いつもの餃子の味変が楽しめる「しじみの海鮮餃子」
材料・道具(2・3人前)
- フライパン
- しじみ 200g(貝を含む)
- 豚ひき肉 150g
- キャベツ 200g
- ニラ 1/2束
- 餃子の皮 20~30枚
- 塩 大さじ1
- 水 100ml
- A.酒 大さじ4
- A.醤油 小さじ1
- A.ごま油 小さじ1
- A.みりん 小さじ1
- A.おろししょうが 小さじ1
- A.おろしニンニク 小さじ1
- A.鶏がらスープの素 小さじ2
- A.塩コショウ 適量
- ごま油 適量
しじみの海鮮餃子の作り方
- 砂抜きしたしじみを洗い、水気を取って殻と身を外す。
- ニラ・キャベツをあらみじん切りにし、塩もみをする。
- ②を軽く洗って水気を切り、Aと豚ひき肉・①のしじみの身を混ぜ合わせる。
- 餃子の皮に③をのせ、水をノリ代わりにして包んでいく。
- ごま油をフライパンに敷き、餃子を並べて強火で焦げ色を付ける。
- ⑤に水を回しかけ、すぐに蓋をする。
- 5分程度焼くと水分がなくなるため、焼き色がついた麺がカラッとするまで焼く。
- フライパンをゆすって餃子がくっついていないかを確認し、皿を乗せてしっかりと抑えながら裏返しにして載せる。
しじみを混ぜるだけで一口食べたときの旨味が違ってくる餃子です。お肉を食べたいときにはどれくらいでも食べられそうな気がしますが、実際に食べようとするとくどくなってくることも。
しかし、しじみの海鮮餃子ならお肉のおいしさと海鮮の旨味でさっぱり食べられます。
お肉しか入っていないタネとしじみ入りのタネを用意して、2種類の餃子を作っても良いかもしれませんね。
健康を考えた「しじみの豆腐ハンバーグ」
材料・道具(2人前)
- フライパン
- 耐熱皿・ボウル
- しじみ 200g(貝を含む)
- 合い挽き肉 300g
- 絹豆腐 300g
- パン粉 大さじ3
- 玉ねぎ 1/2個
- 卵 1個
- コンソメ 大さじ2
- 塩 ひとつまみ
- 塩コショウ 適量
- 水 100ml
- A.ケチャップ 大さじ4
- A.みりん 小さじ2
- A.酒 大さじ3
- A.ウスターソース 大さじ2
しじみの豆腐ハンバーグの作り方
- 砂抜きしたしじみを洗い、水気を取って殻と身を外す。
- 耐熱ボウル・皿にキッチンペーパーにくるんだ絹豆腐を20秒程度加熱し、水を抜く。
- 玉ねぎをみじん切りにし、フライパンで透明になるまで炒める。
- パン粉に水を切った豆腐を混ぜたものに、①のしじみの身・ひき肉・③の玉ねぎ・塩コショウ・ナツメグ・コンソメを入れて混ぜる。
- ④を小判型に成形し、真ん中をへこませ、油を敷いたフライパンで焼く。
- ⑤に水を入れ、水分がなくなるまで中火で蒸し焼きにする。
- ハンバーグの中まで火が通ったら取り出し、フライパンにAを入れてソースを作る。
- 出来上がったハンバーグに⑦を掛け、完成。
しじみの出汁は和風の豆腐ハンバーグと相性ぴったりです。
豆腐・しじみと栄養がたっぷりとれるうえ、お肉が少なく作れるためダイエット中の方にもおすすめできるヘルシーで栄養満点な料理。
海鮮風味を甘酢でさっぱり「しじみ入り海鮮黒酢肉団子」
材料・道具(2人前)
- フライパン
- 鍋
- しじみ 200g(貝を含む)
- 水 200ml
- 合い挽き肉 300g
- 玉ねぎ 1/2個
- 卵 1個
- パン粉 大さじ2
- ゴマ油 大さじ1
- 砂糖 小さじ1
- 醤油 小さじ2
- 塩コショウ 適量
- すりおろし生姜 適量
- 片栗粉 大さじ1
- A.酢 大さじ2
- A.酒 大さじ2
- A.ケチャップ 大さじ2
- A.砂糖 大さじ2
- A.醤油 大さじ2
- A.みりん 大さじ1
しじみ入り海鮮肉団子の作り方
- 砂抜きしたしじみを洗い、水気を取って殻と身を外す。
- ①のしじみの身を水を鍋にいれ、10分ほど煮出す。
- 玉ねぎをみじん切りにして、フライパンで炒める。
- ②のしじみの身と②の玉ねぎ、他材料をすべて合わせて混ぜる。
- ④を食べやすいサイズに丸めて、成形する。
- ②の煮出したしじみ汁・Aを鍋に入れて1度、沸騰させる。
- フライパンに油を敷き、⑤を揚げ焼きにする。
- ⑦に⑥をかけて混ぜる。火を消してから水溶き片栗粉でとろみをつけ、再び加熱して、完成。
しじみ入り海鮮肉団子は、しじみの旨味が肉団子・甘酢に溶け込んでいるため、どこを食べても海鮮風味のする料理。
美味しく作るためのポイントとして、肉団子はじっくり揚げることでフワフワになるため、おすすめです。
また、水溶き片栗粉は火を消してから混ぜ、とろみがついてから再び加熱するとトロっとした甘酢になるため、面倒に思っても手順を守って作りましょう。
【お米料理】しじみをお米と味わうレシピ
しじみはうまみ成分がギュッと詰まった貝のため、お米と一緒に食べることで、しじみのうまみ成分が溶けだした水分をしっとりとすったご飯が出来上がります。しじみの旨味を隅から隅まで味わえる、しじみご飯を6つご紹介します。
食欲がなくても出来る限りの栄養を「しじみのおかゆ」
材料・道具(2人前)
- なべ
- ボウル
- しじみ 300g(貝を含む)
- ご飯 120g
- 水 400ml
- ネギ 1/3
- 卵 1個
- A.白だし 大さじ1
- A.醬油 小さじ1
- A.みりん 小さじ1
しじみの卵雑炊の作り方
- 砂出しをしたしじみをよく洗い、殻と身を分ける。
- 鍋にしじみをと水を入れて沸騰させてから5〜10分程度煮て、しじみと煮汁を別々にする。
- ネギを小口切りにし、卵はボウルに割り入れて溶く。
- ②の煮汁にAを入れ、沸騰したらしじみの身とご飯を入れる。
- ④のご飯が好みの柔らかさになったら火を止めて、③で溶いた卵を回し入れる。
- ⑤を器に盛り付けネギを散らして、完成。
しじみ雑炊は、食欲のない朝や体調を崩した時に食べたい料理です。
しじみは栄養満点で、うまみ成分がギュッと凝縮されています。栄養面と美味しさが両立しているため、食欲が無い時にも胃に入れやすいでしょう。
しじみを煮出しているため栄養はスープをすするだけでも栄養がしみだしています。「1口だけでも」食べてほしい一品。
余った具材を刻むだけ簡単「しじみの炊き込みごはん」
材料・道具(2人前)
- なべ
- しじみ 300g(貝を含む)
- ご飯 2合
- にんじん 1/2本
- 油揚げ 1枚
- ごぼう 1/4
- A.酒 大さじ1
- A.みりん 大さじ2
- A.醬油 大さじ3
しじみの炊き込みごはんの作り方
- ご飯は研いで炊けるように準備する。
- 砂抜きしたしじみは殻と身を分けておく。
- ごぼうは皮をこそぎとり、ささがきにして水にさらす。
- 油揚げは沸騰した湯をかけて油抜きをし、細切りにする。
- しめじは石づきを取ってほぐす。
- 人参は薄く細切りにする。
- 炊飯器にAと①のお米を入れ、2号の目盛りまで水を加え、②〜⑥を加えて軽く混ぜる。
- ⑦を炊飯器で炊飯し、炊きあがったら全体を混ぜて器に盛りつける。
しじみは長期冷凍保存が可能な貝です。炊き込みご飯は冷蔵庫に余りやすい具材も多いため、冷凍保存したしじみと、冷蔵庫に眠りっぱなしになりやすい具材を炊き込みご飯で美味しく食べてしまいましょう。
鶏肉など、お肉を解凍し忘れてしまうと、夕飯時に解凍するのは大変です。その点、しじみは小さいため「炊き込ご飯を作ろう!」と思い立った時に簡単に解凍できるのも、しじみの炊き込みご飯の魅力です。
料理が苦手な人でも簡単に作れる「しじみのチャーハン」
材料・道具(2人前)
- フライパン
- しじみ 200g(貝を含む)
- ピーマン 1個
- にんじん 1/2本
- たまねぎ 1/2個
- バター 20g
- 顆粒コンソメ 小さじ2
- お米 400g
- 油 大さじ1
しじみのチャーハンの作り方
- 砂抜きしたしじみをよく洗い、殻と身をわける。
- ピーマン・にんじん・たまねぎをみじん切りにして、油を熱したフライパンで炒める。
- ②がしんなりしてきたら、①のしじみとご飯を加え野菜とよく混ぜるように、混ぜる。
- コンソメを加え、味が均等になるように混ぜたら火を止めてバターを入れて余熱で溶かす。
- サクサクと切るように混ぜたら、器に盛って完成。
ピーマン・にんじん・たまねぎは冷蔵庫にそろえやすい食材です。何にでも使える食材たちなので、ぜひストックしておきましょう。鵜采女のチャーハンの具材にしじみを入れるだけで食べ応え・旨味が抜群に増すため、冷凍しじみのストックもあるといいですね。
ただのチャーハンなら簡単な料理ですが、そこにしじみを入れるだけで手間のかかった料理にも見られるため、楽をしたいときにも作りたい一品です。
お肉がないときにもカレーが食べたい方に「しじみと鯖の水煮缶の海鮮カレー」
材料・道具(2人前)
- 鍋
- しじみ 300g(貝を含む)
- さばの水煮缶 1缶
- 水 250ml・100ml
- 玉ねぎ 1個
- 人参 1/2本
- ジャガイモ 2~3個
- バター 10g
- カレールーの素 1/2箱
海鮮しじみカレーの作り方
- 砂抜きしたしじみを洗い、水気を取って殻と身を外す。
- ①のしじみの身を250mlの水で煮出す。
- ジャガイモを一口サイズに、にんじん・たまねぎを薄切りにする。
- フライパンでバターを熱し、たまねぎが透明になるまで弱火で炒める。
- ④でたまねぎを取り出してジャガイモ・にんじんを入れ、ジャガイモの表面が透明になるまで炒める。
- ⑤に水100ml・たまねぎ・②で煮出したしじみ汁・鯖の水煮缶を汁ごと加え、20分程度煮込む。
- ⑥にカレールーの素・しじみを入れ、15分程度焦げ付かないように混ぜながら煮て、完成。
バラ・スライス肉がないときにもカレーが食べたい!というときには、鯖の水煮缶としじみがあれば美味しい海鮮カレーが作れます。
しじみの煮汁としじみの身だけでも出汁が出て美味しいですが、そこに鯖の水煮缶を汁ごと入れるだけで海鮮風味がましたカレーになるためおすすめです。
水気が少ないカレーが好きな方は、後入れの水100mlの量を少なくするなど調節すると良いですね。
固いご飯にぴったり「しじみのお手巻き寿司」
材料・道具(2人前)
- 鍋
- しじみ 300g(貝も含む)
- ご飯 1合
- A.酢 大さじ1・小さじ1
- A.砂糖 大さじ1・小さじ1
- A.塩 ひとつまみ
- 板海苔 1枚
- B.醤油 大さじ2
- Bみりん 大さじ1
- B.すりおろし生姜 小さじ1
しじみお手巻き寿司の作り方
- 砂抜きしたしじみを洗い、水気を取って殻と身を外す。
- 水をやや少なめで炊いたご飯に、混ぜたAをシャモジで切るように混ぜる。
- フライパンにBと①のしじみの身を入れて軽く煮詰める。
- 板海苔をガス火であぶり、②の酢飯を薄く敷く。
- ④に③をのせ、巻く。
- ⑤を1.5cm幅に切って、完成。
ご飯に対し水の分量をやや少なめに炊いてしまった時には「失敗したなぁ」と思ってしまうかもしれませんが、そんなときは酢飯にして簡単手巻き寿司にしてしまいましょう。
しじみだけでも十分おいしいですが、歯ごたえを追加したいなら青じそ・錦卵・かにかまなどを入れてアレンジしてもいいですね。
出汁のきいた鍋にぴったりな「鍋のしめ しじみ雑炊」
材料・道具(2人前)
- 鍋
- ご飯 150g
- しじみ 200g(貝を含む)
- ネギ 1/2本
鍋のしめ しじみ雑炊の作り方
- 砂抜きしたしじみを洗い、水気を取って殻と身を外す。
- ネギは5mm幅に細長く切る。
- ①のしじみの身・ネギ・ご飯を鍋に入れて、沸騰させ、3分程度煮込む。
鍋のしめの定番は雑炊ですが、卵やチーズを入れることが多くありませんか?
鍋にはたっぷり野菜の出汁・肉や魚の旨味が染み出していますが、さらにしじみ貝の旨味をプラスした、より美味しい鍋を最後まで楽しめます。
最後まで優しい味の鍋を食べたい方におすすめ。特に、塩・醤油・寄せ鍋など旨味が際立つ味だと良いでしょう。
【麺料理】しじみを食べたいと思った時の主食レシピ
しじみを食べたいと思ったら、しじみの美味しさがガツン!と伝わる麺料理がおすすめ。身に凝縮されたままのしじみをそのまま食べるから、しじみを食べている感覚が強く楽しめるでしょう。
2日酔い明けなど、しじみを食べたくなった時に食べてほしい主食レシピを3つご紹介します。
二日酔いの朝にも食べやすい「袋麺で作るしじみラーメン」
材料・道具(2人前)
- 鍋 2つ
- しじみ 200g(貝を含む)
- 塩ラーメン(麺,袋スープ入り) 2つ
- 水 1,000ml
- ねぎ 適量
しじみラーメンの作り方
- しじみの砂出しをして、よく洗う。
- 鍋に水(1,000ml)としじみを入れて、10〜15分程度煮出す。
- 新しい鍋に水を入れて沸騰させ、麺を袋に書かれた時間茹でる。
- 付属している汁を②のしじみ汁で溶かし、③の麺を入れる。
- ④を器に盛りつけ、②のしじみとネギでトッピングをして、完成。
料理を作りたくない朝でも、袋麺にしじみをアレンジすることで栄養豊富なしじみラーメンが簡単に作れます。忙しい朝や動きたくない二日酔いの前日につくってみてはいかがでしょうか?
時間がある際に、しじみを冷凍保存・刻みネギを冷凍保存しておくと、ちょっと億劫な日の料理にも便利ですよ。
冷凍しじみを合えるだけで風味がアップ「しじみのペペロンチーノ」
材料・道具(2人前)
- 鍋
- フライパン
- しじみ 200g(貝を含む)
- パスタ 2人前
- オリーブオイル 大さじ2
- ニンニク 1片
- 鷹の爪 1本
- 醤油 小さじ1
- パスタのゆで汁 お玉2杯分
- あらびき胡椒 お好み
しじみのペペロンチーノの作り方
- しじみの砂出しをして、よく洗い、殻と身をわける。
- パスタを袋に書かれた時間よりも1分短く茹でる。
- ニンニクをスライスして芽を取り除く。
- 鷹の爪を輪切りにし、種を取り除く。
- フライパンにオリーブオイルを入れてニンニクを炒め、香りが出たら鷹の爪を入れる。
- ニンニクの表面が香ばしくなったら、パスタのゆで汁としじみを入れる。
- ⑥がトロッとしてきたら醤油を入れパスタを入れて、水分を飛ばしすぎないように炒めれば、完成。
醤油は、昆布だしやたまり醬油など、出汁が溶け込んだ醤油を使うことでより美味しいペペロンチーノができます。ニンニクをあまり使わない方は、チューブニンニクを代用にしても大丈夫です。
鷹の爪は最初から輪切りになっている物を使い、ニンニクチューブを使用すれば包丁を使わなくても作れるため、パスタが食べたいけど、タマネギやベーコンを刻むのはめんどくさい!とおもったときに重宝するレシピです。
クリーミーなパスタを食べるなら「しじみのクリームパスタ」
材料・道具(2人前)
- なべ
- フライパン
- しじみ 200g(貝を含む)
- パスタ 2人前
- ベーコン 2枚
- 玉ねぎ 1/2個
- 塩コショウ 適量
- バター 30g
- 牛乳 300ml
- 小麦粉 大さじ3
- ニンニク 1片
- パスタのゆで汁 お玉1杯分
しじみのクリームパスタの作り方
- しじみの砂出しをして、よく洗い、殻と身をわける。
- パスタを袋に書かれた時間よりも1分短く茹でる。
- ニンニク・玉ねぎを薄切りに。ベーコンを1cm幅に切って炒める。
- ③にバターを入れ、溶けてから小麦粉を加え、牛乳でだまにならないように少しずつ加える。
- ④にパスタのゆで汁を加えて塩コショウで味付けする。
- ⑤とパスタを加えて、絡めるように軽く炒める。
しじみはクリーミーなソースで食べるのがおすすめです。特にパスタの場合、しじみの旨味が溶け出したソースに絡めてパスタを食べるため、どこを食べても旨味がたっぷり。
しじみの海鮮の旨味に、ニンニクの香りとベーコンのコクも合わさっている、コクが深まったパスタレシピです。
まとめ
しじみを使った料理を30品ご紹介しました。
しじみ料理は手間がかかると思われがちですが、まとめて砂抜きして冷凍したり、むき身の冷凍しじみを買っておけば簡単に旨味・海鮮出汁のきいた料理になるためおすすめです。
時間がない時に、不意にお客さんが来たとしても、料理のどこかにしじみを仕込んでおけば「料理ができる人」という印象もつくでしょう。
しじみは美味しいだけではなく、しじみをさりげなく料理に使っているだけで、料理が出来る人として見てもらえるかもしれません。
ぜひ、時間がないけど手抜きしていると思われたくない主婦や、家に人を呼ぶ機会の多い1人暮らしの学生や新社会人の方に作っていただきたいです。
嶋田漁業部では、実はinstagramでも網走湖のしじみの魅力、商品開発情報など配信しています。
僕と一緒に「しじみバカ」になりましょう。
ぜひ、遊びに来てください!!
しじみ粥が8.68倍ウマイ理由とは?北海道網走で採れたしじみのヒミツ
あらためまして、嶋田一生と申します。自他共に認める「しじみバカ」で、網走湖で五代続くしじみ漁師をやっています。 しじみバカがつくった、しじみ粥。“バカ”って、まっすぐなエネルギーに満ちた言葉だと思うのです。 僕は毎日、燃えています。故郷の網走でとれたしじみが世界一なんだって、世界中の人たちに自慢したい。情熱とバカは紙一重……どころか、まったく一緒だと思うんです。 『しじみ粥』を作ったのは、僕のしじみへの情熱とエネルギーを、なんとかしてみなさんにお届けしたかったから。「世の中にはこんなバカもいるんだな」と、笑ってほしかったから。そして、『しじみ粥』を食べた人も、プレゼントした人も、日本を元気にする“バカ”になってほしかったから。 どうかみなさんも、『しじみ粥』で、一緒にバカになってください!元気があればなんでもできる!バカになればなんでもやれる!しじみバカ日誌