しじみ料理は汁物しか作ったことがない、他の料理の生かし方を知らない方も多いのではないでしょうか。
しじみは旨味や栄養が凝縮された貝で、ご飯のおかずや、お酒のおつまみにもなる万能な食材。
今回はしじみの生かし方がわからない方に、しじみ漁師がとっておきの料理を5つ紹介します。
お味噌汁以外、作ったことも食べたことがない方にはぜひ参考にしてみてくださいね。
料理のレパートリーが広がりますよ!
しじみにんにく醤油炒め
材料・道具(2人前)
- フライパン
- ゴマ油
- しじみ 250g(貝を含む)
- にんにく 2・3粒
- 鷹の爪 1個(辛いのが好きなら夫入れてOK)
- 醤油 大さじ1
- お酒(日本酒か料理酒) 大さじ2
- しじみの砂出しをして洗う
- フライパンにゴマ油を回し入れて、みじん切りにしたにんにく・鷹の爪を入れて焦がさないように弱火で炒める
- にんにくの香りが立ったらお酒を入れて、フライパンに蓋をする
- しじみの貝が開いたら、蓋を取って醤油を振りかけて軽く混ぜる
- 醤油を入れた後に、弱火で酒を飛ばせば完成
しじみの酒蒸しに、にんにくの香りを付けたことでお酒に合う香ばしさがアップ!
さらにゴマ油で炒めることで、ご飯も進むでしょう。
鷹の爪の辛味は良いアクセントになるため、飽きずに食べられます。
もしも味に変化をつけたければ、大根おろしで食べたり、ワサビや柚子胡椒などを汁に混ぜて食べたりすると良いでしょう。
しじみのしぐれ煮
材料・道具(2人前)
- 鍋
- 貝外し用の小さめのスプーン
- しじみ 600g(貝を含む)
- お酒 大さじ2
- A
- 砂糖 大さじ1
- 醤油 大さじ1
- お酒 大さじ1
- B
- 生姜 お好み
- みりん 大さじ1
- しじみの砂出しをして洗う
- お酒を回し入れて蓋をして蒸す
- しじみの貝の口が開いたら、汁としじみを分ける。ザルでこしましょう
- 酒蒸ししたシジミを、身と殻に分ける(殻が熱い場合スプーンでとるといい)
- ③で分けた汁を鍋に戻してAを入れて煮立たせる
- ⑤を1~2分煮た後、Bを入れてとろみがつくまで煮詰める
- 煮詰めた⑦にしじみを戻して汁に絡めたら完成
しぐれ煮は、万能料理です!
単体でもお酒のお供に合いますし、ご飯のうえにのせてだし汁をかけてお茶漬け風にしても美味しい作り置きに便利なしじみ料理。
味がしみこんだしじみを噛むと、ジュワッとうま味と甘味が染み出すため、真っ白なご飯とツンとした辛みのあるお酒との相性が抜群です。
余った分は朝食にしてもいいですし、おにぎりにしてお昼ご飯にしても良いですね。
しぐれ煮が余ったら、しぐれ煮のおにぎりに
材料・道具(2人分)
- ラップ
- ボール
- 大葉 1~2枚
- しぐれ煮
- 白米
- 大葉をみじん切りにする
- ボールにしぐれ煮・大葉・白米を入れてかき混ぜる
- ラップに食べたい量を乗せておにぎりにする
大葉をみじん切りにして、お米を炊くだけで簡単にできちゃう簡単朝食です。
あらかじめ大葉を切ってしまえば、朝はボールとラップだけでできるため包丁いらず。
しぐれ煮が残ってしまったときに、ぜひ作ってみてください。
中華風しじみ炒め
材料・道具(2人前)
- 中華鍋(フライパン)
- しじみ 500g(貝の重さ含む)
- 長ネギ 1/2
- にんにく 少々
- 生姜 少々
- 豆板醬 適量
- A
- 醤油 大さじ1
- お酒 大さじ1
- オイスターソース 大さじ1
- 長ネギ・ニンニク・生姜をみじん切りにする
- 中華鍋を火にかけて油を入れて、①と豆板醤を入れる
- 豆板醤の香りが立つまで炒め、殻ごとしじみを入れて蓋をする
- しじみの貝が開いたらAを入れて、1〜2分ほど蓋を開けながら煮詰める
- 器に盛ったら、ネギを入れて完成
中華風のご飯・お酒が進む辛みが効いた一品。
熱々のしじみの汁に絡めてホクホクのご飯と一緒に食べれば、すぐにキンキンに冷えたお酒で流し込んでまたすぐにしじみを頬張りたくなります…!
ぜひ、暑い夏盛りの夜にいかがでしょうか?
しじみとひじきの煮物
材料・道具(2人前)
- フライパン
- しじみ 800g(貝を含む)
- ひじき 50g
- 酒 大さじ2
- にんじん 1/2本
- ピーマン 2個
- 油 大さじ2
- 水 1カップ(200ml)
- A
- 砂糖 大さじ1
- 醤油 大さじ3
- みりん 大さじ1
- ひじきは、ひじきの袋に書かれた手順通りに戻す
- 砂出ししたしじみを洗って、水気をきる
- 火にかけたフライパンにしじみとお酒を入れて蓋をし、貝が開くまで蒸して酒蒸しにする
- 酒蒸しにしたしじみを、汁としじみの身に分ける
- にんじん・ピーマンを千切りにする
- フライパンに油を入れてひじきを炒め、にんじん・ピーマンを加えて、しんなりとするまで炒める
- ⑥にしじみの酒蒸しの汁・水・Aの調味料を入れて煮詰めて、適度にアクをとる
- アクを丁寧にとったらしじみの身を加えて、汁気がなくなるまで煮る
ポイントは、にんじん・ピーマンをかなり細い千切りにすることです。
ひじきとしじみは味がしみこみやすい食材で、にんじんやピーマンを太く切ってしまうと、せっかくのしじみのうま味汁をうまく浸みこまなくなってしまうため、非常にもったいない!
しじみはうま味成分の塊のような海産物です。
しじみの身としじみ汁をたっぷりしみ込んだ具材は、辛みの強いお酒との相性が抜群!しじみの出汁とお酒を交互に食べると永遠ループができますよ。
しじみのしんじょ椀
材料・道具(2人前)
- 鍋
- すり鉢
- おろし金
- 白身魚のすりみ 150g
- しじみ 150g
- お酒 大さじ2
- A
- だし汁 3と1/4カップ
- 塩 少々
- 醤油 小さじ1
- 小ねぎ 少々
- 砂出ししたしじみと、お酒大さじ2をフライパンに回し入れて蓋をし、貝が開くまでフライパンで煮て酒蒸しを作る
- 酒蒸ししたしじみを、身と殻に分ける(殻が熱い場合スプーンでとるといい)
- 白身魚のすりみをすり鉢ですり、しじみの身を半分加えて混ぜ合わせる。(すり鉢がなかったり、面倒だったりしたらスプーンの背で潰すように混ぜて粘り気を出すだけでも OK)
- 手のひらを水で濡らして、③を丸めてややつぶす
- お湯を沸かし、④と残りのしじみを上にのせて、④が浮かんでくるまで茹でる
- ⑤とは別の鍋にAを煮立たせ、弱火で1分ほど煮る
- 椀に⑤と⑥を盛って、あれば柚子の皮をおろし金で削り、吸い口にする
お酒の席の〆に欲しいお吸い物は、しんじょ椀できまり!
次の日の二日酔い防止のためにも飲んでおきたい一品です。
しじみはオルニチンが豊富に入っているため、二日酔いがつらい日に飲む方も多いですが、深酒したい日には、寝る前からしじみを摂ることで次の日の朝を快適に過ごしてはいかがですか?
上品な味わいは、仕事関係の方がいらっしゃるときにも出せる上、気の利いた1品としてほめられること間違いなし!
作り方は少し複雑ですが、たまに手の込んだ和食を作りたい方にはピッタリです。
まとめ
お味噌汁以外でしじみをお酒と一緒に食べたい方に、おすすめな料理を5つご紹介しました。
お酒を美味しく楽しく食べたい方は、ぜひしじみを食べましょう!
嶋田漁業部では、instagramで網走湖のしじみの魅力、商品開発情報など配信中です。
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ぜひ、遊びに来てください!
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