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しじみの宝庫、汽水湖!…ってなに?特徴や生産量No.1の生物を解説します

網走湖の話 しじみの宝庫、汽水湖!…ってなに?特徴や生産量No.1の生物を解説します

汽水湖と聞いてピンと来る人、いますか?

ほとんど人が「何それ?」となっていると思います(笑)

でも、しじみと汽水湖は切っても切り離せない存在…今回は、汽水湖について語らせてください!

汽水湖は、淡水と海水が混じり合った水がある湖のこと

汽水湖は、淡水と海水が混じり合った水がある湖のこと

汽水とは、淡水(真水)と海水が混じり合ってできた水で、その水で埋め尽くされた湖こそが汽水湖と呼ばれます。

風や潮汐(ちょうせき)の影響を受けやすく、環境の変化が激しい場所です。そんな過酷な環境にも関わらず、しじみを始めとした多くの生物が生息しているんですよ。

そもそも湖はどうやって発生する?パターン別に紹介

汽水湖の詳しい話をする前に、どうやって湖が発生するかお伝えさせてください。これを知っておくと、「だから汽水湖ってそんな特徴なんだ!」とわかりやすくなります。

汽水湖:海であったところが湖になったパターン

汽水湖:海であったところが湖になったパターン

陸と海の境目で、陸側に凹んでいる地形をイメージしてください(三日月型)

そこの海面が下がることで一部の陸地が隆起、三日月が円になり、湖になってしまうパターン。これが汽水湖で、一般的に浅く広い湖が多いです。

ちなみに、嶋田漁村部でしじみを獲るのも、汽水湖です((画像は網走湖というところ、聞いたことありますかね?)。

断層湖:断層運動によってできたくぼみに、水が溜まるパターン

断層湖:断層運動によってできたくぼみに、水が溜まるパターン

断層運動とは、簡単に言えば地面が動くことです。その動きによってできた凹みに、雨が溜まって湖ができるんですね。

簡単に言うと、でっかい水溜りです。

カルデラ湖:火山が噴火して、その場所に水が溜まったパターン

カルデラ湖:火山が噴火して、その場所に水が溜まったパターン

火山が噴火すると、山がえぐれます。その部分をカルデラ、と呼び、そこに雨が降ってできた湖がカルデラ湖。他の湖よりも深いのが特徴です。

汽水湖の特徴

さて、いよいよ本題、嶋田が愛するしじみの産地、汽水湖の特徴についてお話させてもらいます。

生物の生産量が地球で一番

生物の生産量が地球で一番

汽水湖は淡水と海水が混じり合っています。それはどういうことかと言うと、陸域から川によって運ばれてきた栄養と、潮汐によって海から運ばれていた栄養の両方が貯まる場所ということ。

更に汽水湖は水深が浅く広い水域です。つまり、太陽エネルギーの恩恵を受けやすく、植物プランクトンが大量発生。それを餌とする魚類や貝類にしてみれば、まさに天国です。

このように、生物が育つには最適な環境であるので、生産量が地球で一番になっちゃうんです。

ちなみに、そんな汽水湖で育つNo.1の生物が、「ヤマトしじみ」なんです。かっこよくないですか?(笑)

なぜヤマトしじみがNo.1なのか?

なぜヤマトしじみがNo.1なのか?

一番の理由は、ヤマトしじみが長い年月をかけて環境に適応したから。ですが、理由はそれだけじゃありません。

汽水湖は、かなり変化の激しい過酷な環境です。そんな中で生きられる生物は限られてきます。つまり、縄張り争いをするライバルが少ないんです。

ご飯大盛りで他のお客さんが少ない穴場の喫茶店みたいなものです、そりゃ育ちますよね。

人間による影響を受けやすい

人間による影響を受けやすい

汽水湖は、陸と海の間にあることがほとんどなので、開発に伴う干拓・淡水化事業など人為的な改変の影響を受けやすいです。

便利な生活の裏には、こういったこともあるんだなって知ってもらえると嬉しいです!

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