嶋田漁業部は北海道網走湖でしじみを漁獲する漁師。私の代で5代目となりました。
自分で言うのもアレですが、私たちが漁獲するしじみは、「本当に美味しい」です。
いくら美味しいといっても食べてみないことには伝わりませんよね。
美味しいということをもっと皆さんに知って欲しく、私たちが漁獲したしじみの「旨味」調査を依頼していました。
調査によると網走湖のしじみは、旨み成分であるコハク酸が、一般にスーパーで手にするしじみ(輸入品)よりも最大9倍も多く含まれていたのです。
旨味成分が9倍って単純にすごくないですか(笑)
さらに、一般にしじみよりも粒が大きいこともデータで証明されたのです。
今回は、その調査結果とともに、網走湖のしじみが他のしじみと何が違うのか、美味しい理由を紹介しましょう。
目次
しじみバカのしじみは、旨味成分の「コハク酸」が多い
しじみの旨味成分であるコハク酸、今回の調査ではこのコハク酸の量について分析しました。
結果からお伝えすると、網走湖のしじみは中国産の輸入しじみと比べ、コハク酸が多く旨味が強いことがわかりました。
一粒あたりのコハク酸含有量は、最大で中国産の9倍以上のデータに!
コハク酸は冷え性や肌荒れに効果あり
そもそもコハク酸って何?という方向けにざっくり説明すると、旨味の一種であり酸味と苦味が混ざったような旨味として知られています。
体内では、クエン酸回路というエネルギーを生成する場所でコハク産が多く使われます。食品以外だと、化粧品や入浴剤にも使われており、「冷え性、肌荒れ、殺菌・抗菌効果」があるので女性の心強い味方として知られています。
コハク酸について詳しくは以下の記事で解説していますので、併せてご覧ください。
しじみバカのしじみは、輸入しじみに比べて一粒が大きい
今回調査した4月〜9月のしじみ全てにおいて、輸入した中国産しじみと比べた際に一粒が大きいことが明らかになりました。
しじみは7月下旬〜8月中旬に産卵期を迎えることで知られていますが、ただでさえ大きな網走湖のしじみがぷっくりと膨れ上がった時の食べ応えは抜群!
ぜひあなたの食卓へお届けしたい季節のしじみです。
余談ですが、しじみの味噌汁以外にも「しじみチャウダー」という料理もオススメ。
しじみバカのしじみは、GIにも登録されている
嶋田漁業部が漁をさせてもらっている、網走湖のしじみはGIに登録されています。
GIとは、地理的表示のことであり、一定以上の基準を満たした産品にのみ与えられる保護制度です。
令和4年6月現在では、各都道府県でも「117産品」しか登録されておらず、北海道内だけに絞って言えば「6産品」のみ。その中には「夕張メロン」も登録されています。
実は網走湖のしじみは、貴重なんです(笑)
余談ですが、網走湖は全国的に見ても珍しくしじみ漁が安定している湖で、北海道のしじみ漁の約9割を占めています。
獲り過ぎないよう細心の注意を払いながら漁をしているので、ご安心ください。
まとめ
今回は嶋田漁業部が調査依頼をして、科学的にも美味しいとされるデータを紹介しました。しじみバカだからこそ、ここまでやります。しじみが好きで、美味しいしじみを皆さんに食べて欲しいから。
もしあなたがしじみについて興味を持って下さったなら、僕のインスタをフォローしてくれると嬉しいです。日々しじみに関する情報を配信しています!
嶋田漁業部【嶋田 一生】 (@_shijimibaka_) • Instagram photos and videos現在しじみに関する商品開発プロジェクトも進行中、続報をお待ちください。