「お粥と雑炊の違いってなに？」と聞かれて、パッと答えられるでしょうか。

実は、お粥と雑炊には明確な違いがあるんです。

そこで今回は、お粥・雑炊それぞれの違いや作り方、オススメの食べ方などを網羅的に紹介させていただきます。

時間の無い時や、元気の無い時に助けとなってくれる時にオススメなお粥、雑炊も紹介しておりますので、ぜひご覧ください。

一目でわかる！お粥と雑炊の違い

早速お粥と雑炊の違いを一覧で紹介します。

	お米	味付け	国の違い
お粥	生のお米を使用	塩や卵などあっさり	世界中で食べられる
雑炊	炊いたお米を使用	醤油や味噌など濃いめ	日本料理

意外にも雑炊は日本料理なのです。

次の項目からは、お粥、雑炊それぞれどのようにできるかを見ていきましょう。

お粥とは生のお米を大量のお水で柔らかく炊いた料理

お粥は生米を使用し、多めに水を入れることで、炊き上がりを柔らかくする料理です。

味付けは塩や卵など、シンプルであっさり目なものが多く、離乳食や病人食、精進料理など

として食べられることが多い料理ですね。

お粥の作り方

スタンダードなお粥の作り方を、紹介します。

材料（一人前）

米	1/4合
水	300ml
塩	ひとつまみほど

作り方

1. お米を研ぐ：指先で軽く揉むようにするのがポイント
2. 水気を切ったお米を鍋に入れ、お水を注ぐ
3. 鍋を中火にかける
4. 白く煮立ってきたタイミングで、優しく混ぜ合わせる
5. 沸騰したら弱火にし、箸1本を挟むくらい隙間を開けてフタをする
6. 30〜40分弱火で煮込む
7. 塩ふたつまみ加えてやさしく混ぜ合わせる

オススメの食べ方

シンプルなお粥は飽きが来てしまうので、少しアレンジを加えられる方法をご紹介します。

たまご粥

通常のお粥を作り終えた後に、溶き卵を少しずつ入れ余熱で温めるとふんわりとした優しい食感のたまご粥ができあがります。体調が悪い時など、包丁を持つ元気の無い時にオススメしたい方法です。

しじみ粥

しじみの身を煮込む時に一緒に入れてあげると、海鮮の風味が豊かなお粥に早変わり。しじみはビタミンやミネラルも豊富なので、栄養をつけたい時にオススメ。

白菜とささみの中華粥

生姜を入れつつ、白菜とささみを一緒に煮込む方法のお粥。最近はカット野菜なども売っているので、無理をせず作れて、体が温まる、冬にも嬉しいお粥です。

雑炊とは炊いたお米を味のついたスープで煮込んだ料理

雑炊は、炊いたお米と一緒に野菜や肉などの具材を、味のついたスープで煮込んだ料理のことです。つまり、鍋のシメで食べるのはお粥ではなく「雑炊」というわけですね。

ちなみに、一般的には「おじや」＝「雑炊」と言われており、一部地域でのみ異なるんだとか。

雑炊の作り方

雑炊の中で最もオーソドックスなものは、「たまご雑炊」です。ここでは作り方をご紹介しますね。

材料（一人前）

米	お茶碗1杯分
水	300ml
だしの素	小さじ1/2
しょうゆ	小さじ1/2
卵	1個

作り方

1. 卵を溶きほぐす
2. 鍋にご飯と水、だしの素を入れて火にかける
3. 汁がご飯を吸ってきたら溶き卵を入れ、醤油で味を整える

オススメの雑炊料理

雑炊は比較的元気な時に作る料理だと思うので、より美味しく食べられる食べ方を紹介します。

中華風卵雑炊

だしに使うものをだしの素から「鶏ガラスープの素」に変え、ニンニクチューブを小さじ1/2ほど加えると、一気に中華風の味わいになります。簡単にできる味編なので特にオススメ。

鮭雑炊

鮭フレークを入れ、味を和風に整えることで食べ応えのある雑炊に味変することができます。包丁を使わずに簡単に作れるので、時間が無い時に最適の雑炊です♪

チーズ雑炊

こちらはリゾット風の雑炊。だしの素の代わりに「コンソメ」を使用し、ケチャップを大さじ2、とろけるチーズを加えて洋風に仕上げる雑炊です。チーズが入っているため満腹感もあり、お好みでささみやトマトなど追加すれば一気にメインの晩御飯になります。

おまけ：リゾットとはイタリアの米料理

最後におまけです。リゾットはイタリアの米料理であり、細長いイタリア米を使用することがほとんど。

バターの香りが広がり、チーズやトマトを使うピザのような味わいをお米で楽しめるのがリゾットの特徴。

お米はバターで炒める、ブイヨンで煮立てるという過程はあるものの、作り方そのものは大きく差が無いというのは面白いポイントですよね。

まとめ

今回はお粥と雑炊の違いについてご紹介しました。最後にポイントを振り返りましょう。

	お米	味付け	国の違い
お粥	生のお米を使用	塩や卵などあっさり	世界中で食べられる
雑炊	炊いたお米を使用	醤油や味噌など濃いめ	日本料理

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