古くから健康食として親しまれてきたお粥。粥有十利(しゅうゆうじり)という禅の言葉があるように、お粥を食べると体にとって数多くの嬉しいことがあるとされています。
今回はそんなお粥の効果・効能について、わかりやすくまとめて解説します。
お粥の作り方やおすすめのアレンジ方法なども載せているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
お粥の効果効能
体に良いイメージがあるお粥ですが、実際にどのような効能があるのでしょうか?
ひとつずつ確認してみましょう。
冷え症予防・改善になる
温かいお粥は、胃腸をじんわりと温め、おなかの中から体温を上昇させてくれます。
血圧・体温が低い朝に食べる、温かいお粥はなんとも沁みる!
寒さが辛い時期は、特に重宝できますね。
気軽にエネルギーをチャージできる
お粥は普通に炊いたごはんと比べて吸収が早く、消化が良いため、内臓に負担をかけることなくエネルギーを摂取できます。
糖分は日々の活動に必要なエネルギー源。脳と体を元気に働かせるためにも、しっかりと補給しておきたいところです。
整腸作用がある
温かく水分量が多いお粥は、内臓を温め、胃腸を整える働きがあります。消化に良く、体をいたわりたいときにぴったりです。
また、玄米を使ったお粥は多くの食物繊維を含むため、さらなる消化促進が期待できます。
美肌効果がある
肌の状態は、胃腸の状態によって左右されるもの。整腸作用があり、水分がたっぷりと含まれるお粥は、肌の状態を整えてくれます。
その効果は古くから認められており、「お粥を食べると肌がツヤツヤになる」という言い伝えがあるほど。
禅の世界で古くから認められている教え「粥有十利(しゅうゆうじり)」をご紹介します。
- 色 (肌の色艶をよくする)
- 力 (気力が増す)
- 寿 (長寿になる)
- 楽 (食べ過ぎとならず、体が楽になる)
- 詞清辯(ししょうべん) (血流がよくなり頭が冴え、言葉もなめらかになる)
- 宿食除 (胸やけをしない)
- 風除 (風邪を引かない)
- 飢消(きしょう) (飢えを満たす)
- 渇消 (かっしょう)(喉の渇きを潤す)
- 大小便調適 (便通がよくなる)
お粥の栄養素
お粥に含まれる栄養素は以下の通り。表記は全て1食あたりの内容量です。
お粥250g(1食分)あたりの栄養素
エネルギー | 178kcal | |
主要成分(PFC) | タンパク質 | 2.75g |
脂質 | 0.25g | |
炭水化物 | 39.125g | |
ビタミン類 | ビタミンB1 | 0.03mg |
ナイアシン | 0.25mg | |
ビタミンB6 | 0.03mg | |
葉酸 | 2.5μg | |
パントテン酸 | 0.28mg | |
ビオチン | 9.75μg | |
ミネラル | カリウム | 30mg |
カルシウム | 2.5mg | |
マグネシウム | 7.5mg | |
リン | 35mg | |
亜鉛 | 0.75mg | |
銅 | 0.1mg | |
マンガン | 0.38mg | |
モリブデン | 32.5μg | |
その他 | 食物繊維 | 0.25g |
ご覧の通り、お粥の栄養素は炭水化物がほとんど。日々の活動に欠かせない、エネルギー源である炭水化物が多い一方で、カロリーは178kcalと控えめ。
整腸作用もあるため、お粥はダイエットにも適していることがわかります。
簡単!おいしいお粥の作り方
お粥の作り方はとっても簡単。ここでは、生米からつくるお粥のレシピをご紹介します。
- お米 1/2カップ(0.5合)
- 水 500cc
- 塩 ふたつまみ
- お米を洗う
- 土鍋にお米と水を入れる
- 土鍋にフタをし、強火にかけて沸騰させる
- 沸騰したらフタをあけ、優しく全体をかき混ぜる
- フタをあけたまま30分弱火にかける
- 塩を入れる
- かき混ぜて、完成
お粥のアレンジ・トッピング例
普通のお粥に飽きてきたら、色々なトッピングを試してみませんか?
味が変わって食べやすくなるだけでなく、タンパク質やビタミンなどの栄養素もしっかり摂れるようになります。
これから紹介するアレンジトッピングを試してみてくださいね!
たまご
たまご粥や・たまご雑炊は、うまみたっぷりの優しい味わいとたまごの栄養素が魅力的!
卵を1つ入れるだけでタンパク質が5g程度、脂質が4g程度、その他ビタミン類も大幅アップし、バランスが良くなります。
レシピはいたってシンプルで、鍋で煮込んで柔らかくなったご飯に、解いた卵を入れて混ぜるだけ。
たまご本来のうま味があるため、出汁をいれなくてもOKです。味が薄い場合は、塩や味の素などをふりかけて食べましょう。
鮭
ご飯のお供として優秀な鮭は、おかゆのお供としてもピッタリ。
ちょうど良い塩気とほろりとした歯応えが良いアクセントになり、次々と口に運んでしまうこと間違いなし!
タンパク質やビタミン類、DHAやEPAなどの脂質もとることができるため、身体にとっても嬉しいはずです。
おかゆと食べる場合はしっかり身をほぐして、柔らかくしてから食べてくださいね。
しじみ
スーパーフードのしじみとお粥をかけあわせた「しじみ粥」
しじみは素朴な味わいなのにうま味がたっぷり。あっさりとしたおかゆに深みを演出してくれます。
タンパク質やビタミンB、ミネラルなどの滋養が豊富で、身体を労わりたい方なら一度試して欲しいです!
塩分が足りないという場合には、しょうゆや白だしをお好みで。じっくりと味わえる豊かな味わいのお粥の出来上がりです。
大切な人への贈り物にぴったりな、「八月のしじみ粥」。お粥はからだと心がホッとするやさしい食べ物。日本ではギフトとしても大変人気です。
そんなお粥をもっと美味しく健康に食べてもらうために、北海道網走のしじみを贅沢につかいました。しかも、旨味がぎゅぎゅっと詰まった八月のしじみを厳選しています。
滋養強壮に効く「オルニチン」がたっぷり含まれたオホーツクの恵みを、ぜひご堪能ください。
身体をいたわる優しいギフトにどうぞ。オンラインにて販売中!
まとめ
この記事では、お粥の効果・効能について解説しました。お粥の嬉しい栄養素や効果を確認して、ぜひおすすめのレシピで食べてみてください!
- 冷え症予防・改善になる
- 気軽にエネルギーをチャージできる
- 整腸作用がある
- 美肌効果がある
- ダイエット効果が期待できる
あらためまして、嶋田一生と申します。自他共に認める「しじみバカ」で、網走湖で五代続くしじみ漁師をやっています。
しじみバカがつくった、しじみ粥。“バカ”って、まっすぐなエネルギーに満ちた言葉だと思うのです。
僕は毎日、燃えています。故郷の網走でとれたしじみが世界一なんだって、世界中の人たちに自慢したい。情熱とバカは紙一重……どころか、まったく一緒だと思うんです。
『しじみ粥』を作ったのは、僕のしじみへの情熱とエネルギーを、なんとかしてみなさんにお届けしたかったから。「世の中にはこんなバカもいるんだな」と、笑ってほしかったから。そして、『しじみ粥』を食べた人も、プレゼントした人も、日本を元気にする“バカ”になってほしかったから。
どうかみなさんも、『しじみ粥』で、一緒にバカになってください!元気があればなんでもできる!バカになればなんでもやれる!
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