しじみは冷凍すると、うま味が増し、オルニチンという栄養成分が倍増します。冷凍するだけでおいしくなり、しかも栄養価がアップするので、ぜひ冷凍したいところですよね。
しかし、冷凍する前にうっかり砂抜きを忘れてしまった、ということもあるのではないでしょうか?
この場合、しじみはどうなるのでしょうか?食べることができるのでしょうか?
この疑問を解決するために、この記事では、砂抜きをせずに冷凍したしじみの調理方法や、砂抜きの方法などを詳しくご紹介します。
しじみ漁師でありしじみバカでもある嶋田が、「しじみに関するコツ」を余すことなくお伝えしていきます!
目次
砂抜きしないで冷凍したしじみは食べられる?
結論、しじみを砂抜きせずに冷凍してしまっても、ちゃんと調理すれば食べられます!
冷凍するとしじみが死んでしまうので、しじみが砂を吐かなくなって砂抜きできなくなる、と考えてしまいがちですが、安心してください。
スーパーで買ったしじみなら、既に軽く砂抜きされているので、調理してあげることで美味しく食べることができますよ。
注意しておきたいのが、冷凍のまま砂抜き(調理)を行うということ。
冷凍したしじみは従来の砂抜き方法では通用しないので、間違っても焦って解凍してはいけませんよ。
冷凍しじみの砂抜き方法は実はすごく簡単。下で確認してみましょう。
冷凍しじみの砂抜き方法・調理方法
- お湯を沸騰させる
- お湯に冷凍のまましじみを入れて、強火で一気に火を通す
- しじみが開いたら火を止めて、別のボウルに移す
意外に簡単ですよね?
ここで使ったお湯にはしじみの出汁やうま味、栄養成分がたっぷりと出ています。そのまま捨てるにはあまりにも勿体ない!
なので、このお湯はキッチンペーパーなどを使ってこしてあげて、他の料理にも活用してみてくださいね。
しじみの正しい砂抜き方法
冷凍しじみの砂抜きは簡単ですが、やはり現役漁師兼しじみバカの嶋田としては、冷凍する前にしっかりと砂抜きしてあげてほしいところです。
なぜなら、冷凍前の元気なしじみの方が砂をしっかり吐き出し、うま味を閉じ込めておいてくれるから。
ここで冷凍する前のしじみの砂抜き方法を確認しておきましょう!
- しじみ
- バット・トレーまたはボウル
- 浅いザル
- 水(水道水でも可)
- 塩
- バットに塩分濃度1%の塩水を作る
- 浅いザルにしじみを重ならないように並べ、ザルごとバットに沈める
- 1〜2時間ほど塩水に漬けて放置
しじみの砂抜き方法は単純ですが、砂抜きするためには生きているしじみを使う必要があります。
しじみのお世話は最後まで。お世話をしっかりとするためには、「塩水濃度1%の塩水で行う」ことと「浅いザルにのせる」ことが大切です。
また、しじみの砂抜きは基本的に常温の塩水で1時間程度で大丈夫ですので、一晩中砂抜きするという方もいますが、それはちょっとやりすぎかもしれません。
何か深刻な問題が生じる……というわけではないですが、しじみの旨味成分が逃げてしまいますので、あまりおすすめはできませんね。砂抜きをするなら1,2時間程度で済ませてしまいましょう!
砂抜きした後のしじみの正しい保存方法
砂抜きしたしじみは冷蔵あるいは冷凍で保存するようにしましょう!
使う予定に合わせた保存方法で、しじみを美味しく食べましょう。
記事の冒頭で説明した「解凍済みのしじみ」は、すぐに食べてください!
うま味も鮮度も落ちるため、再冷凍はNG!
【冷蔵保存】3日以内に食べる場合
3日程度保存するなら、冷蔵保存で十分です。
砂抜きしたしじみが乾かないように、水で湿らせた新聞紙や布にくるんで冷蔵庫に入れておきましょう。
新聞紙や布に湿り気がなくなったら、また水で湿らせて乾かないように気を付けてください。
冷蔵庫とはいえ、奥のほうに入れておくと霜がついてしまう場合もあるため、見える場所に入れておきましょう。
【冷凍保存】3日以上食べる予定がない場合
3日以上使わない予定なら、冷凍保存してしまいましょう!
しじみをビニール袋に入れて小分けに冷凍すると、1年近く保存できます。
まとめ
この記事では、砂抜きしないで冷凍してしまったしじみの調理方法や砂抜き方法について解説しました。
しじみの食べ方の理想は、砂抜き→冷凍→解凍→調理ですが、砂抜きを忘れて冷凍してしまっても大丈夫。
この記事で紹介した砂抜きの方法、保存の方法で、しじみを無駄にしてしまうことなく、おいしく食べてくださいね!
しじみを食べたり飲んだりすると、元気になる感じがしませんか?
実はしじみはオルニチン以外にも栄養豊富なスーパーフードとも言われています。
全国のお酒マンの皆様はもちろんのこと、全国の老若男女の皆様のお口に届いてほしい。
シジミの効能としてはご存じの方も多いと思いますが、やっぱり肝臓を労ってくれる。この効能は現代を生き抜く皆様にはとても必要な存在だと思うのです。
そしてなんと、それだけではなく、心も労ってくれるらしいのです。
人を優しい気持ちにさせてくれる効能もあるらしいのです。
※嶋田調べ
あらためまして、嶋田一生と申します。自他共に認める「しじみバカ」で、網走湖で五代続くしじみ漁師をやっています。
しじみバカがつくった、しじみ粥。“バカ”って、まっすぐなエネルギーに満ちた言葉だと思うのです。
僕は毎日、燃えています。故郷の網走でとれたしじみが世界一なんだって、世界中の人たちに自慢したい。情熱とバカは紙一重……どころか、まったく一緒だと思うんです。
『しじみ粥』を作ったのは、僕のしじみへの情熱とエネルギーを、なんとかしてみなさんにお届けしたかったから。「世の中にはこんなバカもいるんだな」と、笑ってほしかったから。そして、『しじみ粥』を食べた人も、プレゼントした人も、日本を元気にする“バカ”になってほしかったから。
どうかみなさんも、『しじみ粥』で、一緒にバカになってください!元気があればなんでもできる!バカになればなんでもやれる!
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