「味噌汁で出汁から取ってみたけど、しょっぱくてマズかった…」
本格的な味噌汁を作ろうとした時によくあることです。出汁マニアである僕も経験があります。そこで今回は、味噌汁を美味しくする出汁の種類と、取り方について紹介させていただきます。
簡単に美味しい味噌汁を作るための情報をまとめていますので、参考にしていただけると嬉しいです。
それでは、早速見ていきましょう。
目次
味噌汁で使える定番の出汁の種類
まずは出汁の種類から見ていきましょう。味噌汁で使う定番の出汁はほぼ決まっています。
1. 煮干出汁(いりこ出汁)
一般的にイワシの煮干から取った出汁で、かつお出汁などに比べ香りが強いことが特徴です。シンプルなお味噌汁にアクセントを加えられる出汁ですので、海鮮系の香りにしたい時にオススメ。
- 煮干しの頭と腹の黒いワタを取り除く
- 鍋に1Lの水と煮干し20g入れる
- 30分放置する
- 中火で加熱し、沸騰したら弱火にしてアクを取る
- 5~10分放置する
- 豆腐
- わかめ
- ネギ など
スタンダードな具がオススメです。
2. 昆布出汁
昆布にはうま味成分が多く含まれており、出汁に溶け出すため昆布の産地によって出汁の味が変わるほどです。手間が少なく簡単に取れるため忙しい日にもオススメです。
- 鍋に1Lの水と、昆布10~20gを入れる
- 30分~1時間放置する
- 中火で加熱し、鍋の底から小さな泡が立ち始めたら火を止めて、昆布を取る
- ニンジン
- 油揚げ
- キャベツ
3. かつお出汁
かつお出汁は昆布出汁と並ぶスタンダードな出汁であり、多くの日本料理でも使用されます。
- 鍋に1Lの水を入れ、火にかける
- 沸騰したら火を止めて、削り節30gを入れる
- 1〜2分放置する
- キッチンペーパーや布を敷いたザルで出汁をこし、1分間おいて完了
- 大根
- 里芋
- 小松菜
4. しいたけ出汁
しいたけ出汁は味わい深く、独特なコクを出せる出汁です。火を使わずに放置するだけで出汁が取れるため、使いたい前日に準備しておけばOKと出汁が取りやすいこともポイント。
- 干ししいたけを洗い、汚れを落とす
- 密閉容器に冷水と干し椎茸を入れ、冷蔵庫に入れる
- 一晩寝かす
- キッチンペーパーや布を敷いたザルでこす
- しいたけ
- 白菜
- 長ネギ
5. しじみ出汁
しじみもうま味が出る素材の一つ。貝らしい海の幸としての味を楽しむことができ、そのまま具材に使えることも嬉しいポイントです。
- 塩分濃度1%の塩水を作る
- 浅いザル塩水としじみを入れて、一晩寝かせる(ここまでが砂抜き)
- 鍋に水1L、しじみ400gを入れて火にかけ沸騰させる
- 火を弱めアクを取る
- しじみ
- タマネギ
- 唐辛子
料理の知恵!出汁を簡単に取る方法
出汁を簡単に取る方法を2つ紹介します。
水だし
例えば「水だし」。昆布や煮干しなどをお茶パックに入れ、麦茶ポットなどの中で一晩おくことによって出汁を取る方法です。今回紹介したしいたけ出汁同様、放置するだけで出汁が取れるため育児や仕事で忙しい人にもオススメ。
熱湯を使って出汁を取る
熱湯を使って出汁を取る方法もあります。方法は以下の通り。
- 熱湯200ml・かつお節4gを耐熱カップに入れる
- 3分間放置する
- キッチンペーパーや布を敷いたザルでこす
電子ケトルを使えば10分以内に出汁が取れるため、サッと作りたい時にオススメの方法です。
余談ですが、市販の物を使うことも一つの手です。特に顆粒タイプは溶けるのが早く、「作りたい!」と思った時そのまま作れるためオススメ。
まとめ
今回は味噌汁を美味しくする出汁の種類5つと、簡単に取る方法についてお伝えしました。簡単に味わい深い味噌汁を作るお手伝いになれば幸いです。
今回紹介した以外にも、出汁には多くの種類があります。以下の記事で詳しく紹介しているため、出汁を極めたい方はご覧ください!