日本人の食卓には欠かせない料理のひとつである味噌汁。実は夜に飲むことで、いくつかの効果を期待できるといわれています。
そこで今回は北海道の網走湖でしじみ漁業をメインに行っている嶋田漁業部が、夜に味噌汁を飲むことで得られる効果や夜に飲む場合の注意点などを詳しく解説。味噌汁を朝飲むか、夜飲むかで悩んでいる人はぜひ参考にしてくださいね。
目次
寝る前に味噌汁を飲むことで得られる効果
味噌汁は朝に飲むことで、内臓の動きを強めたり、栄養素を補給してくれたりする効果が期待できるのが特徴です。今回は、夜に味噌汁を飲むことで得られる効果をご紹介します。
睡眠の質を高められる
これは朝に味噌汁を飲む際にもいえることですが、味噌汁は夜に飲むことでも睡眠の質を高められる効果を期待できます。味噌に含まれるトリプトファンには寝つきをよくする効果のほかに、睡眠ホルモンといわれるメラトニンの分泌を促進する効果もあるのです。
身体が温まる
夜に味噌汁を飲むことで、身体が温まり、必然的に体温を上げることができます。そもそも人は、良質な睡眠をするためには体温を上げる必要があるからです。味噌汁を夜に飲むことによってリラックス効果を得られると同時に、基礎代謝も上げられるでしょう。
ダイエット効果が期待できる
手軽に食べられる味噌汁は、ダイエットにも効果的です。味噌汁は発酵食品でもあるため、毎日味噌汁を飲むことで自然に腸内環境が整っていき、痩せやすい身体へと変化していくようになります。
寝る前に味噌汁を飲む際の注意点
夜に味噌汁を飲むことに効果があるとはいえ、注意すべきことはないのかも気になるところですよね。ここでは、夜に味噌汁を飲む際の注意点をご紹介します。
糖質が多い具材は使わないようにする
夜に味噌汁を飲む場合は、糖質が多い具材の味噌汁にはしないようにしましょう。糖質が多い具材としてはじゃがいもやにんじん、さつまいもなど。
糖質が多いものを摂りすぎると、エネルギーが消化しきれず、脂肪として蓄積され、太ってしまう可能性が高くなってしまいます。
塩分やカロリーの摂りすぎに気をつける
汁物である味噌汁は飲みやすい料理でもあるため、ついつい飲み過ぎてしまうことも多いです。しかし、いくら飲みやすいからといって見境なく飲みすぎてしまうと、気づかぬうちに塩分やカロリーを摂りすぎている可能性があります。
塩分を摂りすぎると翌日むくんでしまいますし、カロリーを摂りすぎるとダイエット効果が薄れてしまうので、味噌汁の飲み過ぎには注意しましょう。
寝る直前には飲まないようにする
寝る直前に味噌汁を飲むことは避けるようにしましょう。味噌汁に限ったことではありませんが、基本的に人は食べ物を口にしてから消化するまでに3時間ほどかかるからです。
そのため、寝る直前のときに胃に食べ物が残っていると、消化器官が休めません。結果的に睡眠の質を下げてしまうことになるので、夜に味噌汁を飲む場合は寝る2~3時間前にすることが大切です。
寝る前に飲む味噌汁のおすすめの具材を紹介
夜という寝る数時間前に味噌汁を飲むのだから、できるだけ消化にいい具材を選びたいものです。ここでは、夜の寝る前に飲む味噌汁のおすすめの具材をご紹介します。
だいこん
消化酵素が豊富に含まれているだいこんは、夜に飲む味噌汁の具材におすすめです。消化を助ける以外にも、朝焼けや胃もたれを防ぐ効果も期待できるため、積極的に取り入れてみるといいでしょう。
豆腐
たんぱく質が豊富に含まれている豆腐も、夜に飲む味噌汁の具材としておすすめ。その上、消化吸収率も高いので、胃に負担をかけません。さらに、睡眠の質を高めてくれるトリプトファンも含まれているので、同時に安眠効果も期待できるでしょう。
しじみ
しじみの身には、良質なたんぱく質が豊富に含まれています。また、肝臓の働きをサポートするオルニチンや活性酸素を抑えるビタミンEなどの栄養素も豊富なので、夜に飲む味噌汁の具材としてもおすすめです。
まとめ
夜に味噌汁を飲むことで、以下の効果を期待できます。
- 睡眠の質を高められる
- 身体が温まる
- ダイエット効果が期待できる
ただし、いくら効果があるといっても、糖質が多い具材を使ったりすると逆効果になってしまう可能性があるため、注意が必要です。
ほかにも、塩分やカロリーの摂りすぎ、寝る直前には飲まないようにするなどを意識して味噌汁を摂取するようにしましょう。
嶋田漁業部のブログでは、しじみの味噌汁を含むしじみ料理の記事を豊富に掲載しています。しじみの味噌汁をおいしく作るコツなども詳しく紹介していますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
しじみの料理 一覧 | 嶋田漁業部