食事を作るときに、味噌汁をいつ飲んだらいいかと悩んだことはありませんか。お昼はお弁当だし、取り入れるのはなかなか難しい…。そうなると、朝か夜のどちらかになるのが一般的でしょう。

実は味噌汁を飲むタイミングは、朝と夜で得られる効果に違いがあるのです。そこで今回は北海道の網走湖でしじみ漁業をメインに行っている嶋田漁業部が、味噌汁を飲むのにおすすめの時間帯や得られる効果を詳しく解説します。

味噌汁を飲むのにおすすめの時間帯は朝と夜どっち？

味噌汁を飲むのにおすすめの時間帯としては、朝と夜それぞれで得られる効果に違いがあります。ここでは、それぞれの時間帯で得られる効果を確認しておきましょう。

このように味噌汁は、朝と夜、それぞれの時間帯で飲むことによって得られる効果は若干違いがあります。そのため、朝か夜、どちらで味噌汁を飲むかは自分が期待したい効果で決めるといいでしょう。

味噌汁を飲むことで得られる効果一覧

前述したのは、朝と夜に分けた味噌汁の効果です。ここでは、時間帯関係なく味噌汁を飲むことで得られる効果とその理由を詳しくご紹介します。

肝機能を高められる

味噌汁には、肝臓の働きを助けてくれる作用のあるアミノ酸やミネラルがたっぷりと含まれています。

ほかにも、解毒機能もあるため、体内の毒素も分解させることが可能。そのため、肝機能を高められるとともに、がんを防ぐ効果も期待できるといわれています。

生活習慣病のリスクを下げる

味噌汁の主原料である大豆には、レシチンという成分が含まれているのが特徴です。このレシチンには、コレステロールを低下させる効果を期待できます。

また、血糖値の上昇を抑制させる効果があるとされるサポニンが入っているため、これらの成分が入っている味噌汁を飲むことで生活習慣病の予防にもつながるでしょう。

アンチエイジングになる

味噌の主原料の大豆には前述したサポニンのほかにも、イソフラボンやビタミンEなどの抗酸化作用のある成分が含まれています。

そのため、これらの成分がたくさん入った発酵食品である味噌の抗酸化成分が、老化を引き起こす原因の活性酸素の働きを止めてくれることによって、アンチエイジング効果を期待できるようになるのです。

腸内環境を整えられる

味噌には、植物性乳酸菌という乳酸菌が含まれています。この乳酸菌は、生きたまま腸に届く確率が高い乳酸菌です。

そのため、味噌汁を飲むことで、結果的に味噌に含まれているオリゴ糖が善玉菌のエサとなって、腸内環境を整えてくれる効果を期待できます。

痩せやすい身体を作れる

発酵食品である味噌には、前述したとおり腸内環境を整える効果が期待できます。腸内環境が整うと、代謝も上がるというメリットがあるのです。

基礎代謝が高くなると多くのカロリーが消費されることとなるため、味噌汁を飲むことで結果的に太りにくく、痩せやすい身体を作れるようになるのです。

二日酔い対策になる

お酒を飲んだあとは、喉や口の中が渇くような症状が現れることが多いです。特に飲酒中は、尿と一緒に大量にミネラルも排出されてしまいます。

しかし、味噌汁からアミノ酸やミネラルなどの栄養素を摂ることで、二日酔いを改善させることが可能。お酒を飲んだあとに引き起こされがちな脱水症状を予防してくれるほか、アルコールの分解の手助けとなってくれるため、二日酔い対策として味噌汁はおすすめです。

味噌汁を飲むときにおすすめの具材を紹介

前述したように味噌汁を飲むことで、あらゆる効果を得ることができます。ここでは、そんな味噌汁を飲むときにおすすめの具材をご紹介しますので、どの具材の味噌汁を飲むか迷っている人は参考にしてくださいね。

わかめ

海藻を代表する存在のわかめは、カロリーが低い食材です。糖質もほとんど含まれていない上に、代謝を助けるマグネシウムやカルシウムなどの栄養素が多く含まれているのでダイエットにもおすすめ。

豆腐

たんぱく質を豊富に含む豆腐も、味噌汁の具材としておすすめです。良質な筋肉をつけられるほか、善玉菌を増やしてくれる水溶性の食物繊維も豊富なので、睡眠中にも腸内環境を整えてくれますよ。

しじみ

しじみには、ビタミンやミネラル、アミノ酸、うまみ成分などの栄養素が豊富です。これらの成分が、肝臓の働きをサポートしてくれます。ほかにも、二日酔いや疲労回復や美肌効果などの効果が見込める可能性が高いのでおすすめの具材です。

まとめ

味噌汁を飲む時間帯としては、以下のように朝と夜それぞれで得られる効果に違いがあります。

多少の違いはあるものの、基本的には身体にいい効果を期待できるものばかりなので、どんな効果がほしいかを考えた上でいつもの食事に取り入れてみるのがおすすめです。

嶋田漁業部のブログでは、しじみの味噌汁などの料理の記事をたくさん発信しています。しじみの味噌汁をおいしく作るコツなどもご紹介していますので、気になるという方はぜひご覧ください。

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