「二日酔いのときには味噌汁を飲むといい」という話しを聞いたことはありませんか。よく聞くことはあっても、実際に二日酔いに効果があるのかどうかまではあまり知らない人も多いですよね。
そこで今回は、網走湖でしじみ漁業を行っている嶋田漁業部が、なぜ味噌汁が二日酔いに効果的と言われているかの理由を詳しく解説します。二日酔いの辛さを少しでも和らげるためにも、味噌汁と二日酔いの関係性を学んでおくことが大切です。
目次
味噌汁が二日酔い対策に効果的と言われる理由
味噌汁が二日酔いに効果的と言われる理由として、味噌汁に含まれている成分が関係しています。そもそも二日酔いは、肝臓でアルコールの分解がうまくいかないことから起こるものです。アルコールの分解を助けるためには、肝臓の働きを手助けする栄養素や十分な水分を補う必要があります。
この肝臓の働きを助けてくれるのが、味噌汁に含まれているアミノ酸やミネラルなどの栄養素です。また、味噌汁は汁ものなので、お酒を飲んだあとに引き起こされがちな脱水症状も助けてくれます。
このように味噌汁を飲むことで、手軽に必要な栄養素と水分補給をすることが可能です。ただし、いくら二日酔いに効果があるからと言って飲みすぎないように注意しましょう。塩分の過剰摂取に繋がる可能性もあるので、1杯程度にとどめておくことが大切です。
飲酒後に味噌汁を飲みたくなるのは身体に必要な栄養素を補給するため
お酒を飲んだあとは喉が渇いたり、口の中が渇いたりするなどの症状が現れやすくなります。特に飲酒中は、尿とともにミネラルも大量に排出されてしまうのが特徴。
しかし、味噌汁からアミノ酸やミネラルなど栄養素と水分を一緒に摂ることで、二日酔いの改善に役立つというわけです。
二日酔いのときにおすすめの味噌汁の具材5つを紹介!
しじみの味噌汁が二日酔いに効くとは聞いたことがあるかもしれませんが、しじみ以外で他におすすめの具材はないのでしょうか。ここでは、二日酔いになったときにおすすめの味噌汁の具材をご紹介します。
①わかめ
カルシウムやマグネシウム、ヨウ素といったミネラルが豊富に含まれているわかめは、飲酒したあとのミネラルの不足改善を期待できます。
②あさり
あさりには、タウリンや亜鉛、鉄、カルシウムなどの栄養が豊富に含まれています。また、コレステロールや中性脂肪を減らす効果も期待できるのが特徴です。
③なめこ
なめこは、食物繊維やミネラルが豊富です。お腹の調子を整えてくれる他、過剰なコレステロールを排出してくれる効果が見込めます。
④豆腐
カルシウムや植物性タンパク質を豊富に含む豆腐は、アルコールの吸収を穏やかにしてくれます。特に、絹ごし豆腐のほうがつるんとした食感なので食べやすいです。
⑤豚肉
豚肉には、ビタミンB1が豊富に含まれています。そのため、豚肉を使ったお味噌汁の豚汁を摂取するのがおすすめです。豚汁であれば根菜類も多く含まれているので、ミネラルも補えるでしょう。
二日酔いが辛くて自分で作れないときはインスタントで!
二日酔いが辛くて、自分で味噌汁を作ることができないときは無理して調理する必要はありません。最近は、コンビニやスーパーなどでたくさんの具材のインスタント味噌汁が販売されています。
その中から、自分がお酒を飲んだあとに補いたいと思う成分が含まれている味噌汁を選ぶようにしましょう。
まとめ
味噌汁を飲むことで、肝臓の働きを手助けする栄養素を取り入れられる他、お酒を飲んだあとに失ってしまった水分を補うことができます。
お酒を飲む機会が多い人は、不足しがちな栄養や水分を補うことのできる味噌汁を飲んでみるのがおすすめです。
ご紹介したわかめやあさり、なめこなどの具材も良いですが、もちろんしじみのお味噌汁もおすすめなので、飲んでみてはいかがでしょうか。
嶋田漁業部のブログでは、二日酔いやお酒を飲んだあとの過ごし方について詳しく書いた記事を掲載しています。お酒を飲む機会が多い人に役立つ情報も満載なので、他のブログもチェックしてくださいね。
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