8月になると、食卓には夏の豊かな恵みが溢れます。太陽の光をたっぷり浴びた夏野菜は美味しさが際立ち、果物はみずみずしく甘みが増してきます。そして、この季節ならではの新鮮な海の幸も楽しめるでしょう。
この記事では、8月にぴったりの旬の野菜、果物、魚介類をご紹介。それぞれの食材の栄養価やおすすめの調理法も合わせて紹介します。
夏の味覚を楽しみながら、辛い暑さを乗り切っていきましょう!
目次
8月が旬の野菜類
トマト
夏野菜の代表例でもあるトマトは栄養が豊富で見た目も鮮やか。様々な調理方法があるので、色々な場面で活躍してくれますよね。
トマトに豊富に含まれるリコピンは抗酸化作用があり、動脈硬化の予防や皮膚の健康を保ちます。また、ビタミンCも風邪予防の働きや組織の正常化の働きが期待できるので、日々の食事に欠かせない食材です!
パプリカ
色鮮やかなパプリカはナス科の夏野菜。8月のピーマンは肉厚で味が濃いのが特徴で、甘みを感じることができます。
肉厚でジューシーな食感のパプリカは、生で食べても美味しいです。
食物繊維、鉄分、カリウム、ビタミンA、ビタミンB1のほか、抗酸化作用のあるカロテンが豊富。サラダの他、炒め物やマリネでもどうぞ!
ピーマン
同じくナス科のピーマンは栄養素がたっぷり豊富。美肌効果が期待できるビタミンCや、むくみ解消に効果的なカリウムや免疫力を高めるβ-カロテンが豊富に含まれています。
生ではちょっと苦いかもという人でも、肉詰めやチンジャオロース、焼き浸しなどにすれば美味しく食べれるはずです。和洋中さまざまな料理で食べてみてくださいね。
キュウリ
夏の食卓に欠かせないキュウリ。漬物や酢の物など、おかずとして重宝されるキュウリは、食欲が落ちがちな暑い時期に大活躍します。
水分とカリウムを豊富に含んでいるキュウリは、体内にこもった熱の排出を促す効果に優れているので、夏バテ対策にピッタリな食材です。
ナス
水分がたっぷり含まれるナスは、どんな味付けともマッチする便利食材。夏バテや高血圧予防になるカリウムや免疫力アップにつながるポリフェノールが主な栄養素です。
低カロリーで食物繊維も豊富なので、ダイエットにも最適な野菜です!
ズッキーニ
ビタミンB群やビタミンC、カリウムなど、夏バテ予防に効果的な栄養素が豊富に含まれているズッキーニ。みずみずしいズッキーニは、汗で失われた水分を補給するのにもぴったりです。
トマトやナスなど、ほかの夏野菜と一緒に煮込んだり、エリンギやベーコンと一緒に炒めると間違いなく美味しく食べれるはずです!
枝豆
おつまみの代名詞として有名な枝豆ですが、栄養満点な食材としても重宝されています。大豆と同様に良質なタンパク質が含まれるだけでなく、アルコール分解を助けるメチオニンや、疲労回復に役立つビタミンやカリウムなども豊富に含まれます。
夏バテ予防の他にも、二日酔い防止にもぴったりな枝豆。お酒のお供にとりいれてみてくださいね。
8月が旬の果物類
スイカ
スイカと言えば夏、夏といえばスイカ。夏の風物詩とも言えるスイカですが、美味しいだけでなく、美容にとっても嬉しい効果が期待できる食材なんです。
たっぷり含まれる水とカリウムは、体の水分代謝を促し、むくみや血圧の改善を促してくれます。
また、ビタミンCやビタミンAは、肌荒れやシミ予防、免疫機能を維持する作用が期待できます。
甘くてみずみずしいので、そのまま食べるのがおすすめですが、変わり種として、スムージーやジュースにして食べるという方法もあります。
ブルーベリー
夏が旬で栄養満点のブルーベリー。ブルーベリーは「目に良い」とされていますが、それは、ポリフェノールの一種であるアントシアニンが豊富に含まれているからです。
アントシアニンは目の機能を回復させ、眼精疲労を軽減する働きがあるとされます。他にも、ビタミンCや抗酸化作用が強いビタミンE、食物繊維などが豊富に含まれており、アメリカではスーパーフードと言われるほど。
生はもちろんスムージーやジャムなど、色々な食べ方で楽しんでみてくださいね。
もも
ももは夏に旬を迎えるフルーツです。栄養のバランスがよく、スイカと同じくむくみなどを抑える効果のあるカリウムが豊富に含まれています。
食物繊維も豊富で、ペクチンと呼ばれる成分には腸の働きを整える働きもあります。
ちょっと意外なのが、他の果物と比べてカロリーが低めという点。甘くてジューシーだけどダイエットにも良いので、疲れたときのおやつとしてもおすすめです。
メロン
子どもから大人まで大人気のフルーツ「メロン」は夏が旬。スーパーに並ぶメロンは、ほとんどがたべごろになる前のものです。メロンは収穫後に追熟することにより、肉質が柔らかくなって香りが増してきます。
食べる前までは暗いところで常温で保存し、香りが出てお尻が少し柔らかくなったころ合いで2〜3時間冷蔵庫で冷やしてから食べましょう。
8月が旬の魚介類
しじみ
栄養満点でスーパーフードとも言えるしじみは、7〜8月の産卵期が抜群においしい。これは現役のしじみ漁師が、確かに感じていることです。
産卵を控えたしじみは養分をたっぷり貯えているせいか、とにかく旨みが濃い。身も殻いっぱいに大きくなり、ぷりっとした食感を味わうことができます。
「土用しじみは腹の薬」という言葉があるように、江戸末期の頃から夏の暑さに負けないよう、体に良いしじみが食べられていたのでしょう。
夏バテ防止や悪酔い、二日酔い防止にも最適で滋養豊富な「土用しじみ」を、ぜひ堪能してみてください!
大切な人への贈り物にぴったりな、「八月のしじみ粥」。お粥はからだと心がホッとするやさしい食べ物。日本ではギフトとしても大変人気です。
そんなお粥をもっと美味しく健康に食べてもらうために、北海道網走のしじみを贅沢につかいました。しかも、旨味がぎゅぎゅっと詰まった八月のしじみを厳選しています。
滋養強壮に効く「オルニチン」がたっぷり含まれたオホーツクの恵みを、ぜひご堪能ください。
身体をいたわる優しいギフトにどうぞ。
オンラインにて販売中!アジ
初夏に旬を迎えるアジは、美味しいだけでなく、栄養も満点。良質なタンパク質やカルシウム、ビタミンB群などがバランスよく含まれており、体に嬉しい食材です。
コレステロール値を下げる働きがあるタウリンや血液をサラサラにする働きがあるEPA、脳の働きをよくするDHAなどが豊富に含まれているのも嬉しいポイント。
刺身やフライ、ソテーなど、様々な調理法で食べてみてください!
イワシ
古くから食べられてきたイワシは、安価で栄養が満点。日本人の食生活に欠かせない食材のひとつです。
特にタンパク質やカルシウム、ビタミンDなどが豊富で、身体づくりにも夏バテ解消にもぴったり。
調理して食べる他に、煮干しで出汁に使ったり、旬の時期には刺身として楽しむことができます。
イワシは日持ちが悪い魚なので、購入したらなるべく早く食べるようにしてくださいね。
カマス
クセがなく、淡白な味わいのカマス。カマスにはアカカマスとヤマトカマス(アオカマス)の2種類がいて、夏に旬を迎えるのはヤマトカマスの方です。
カマスは良質なタンパク質が豊富で、かつ脂肪分が少ないので、ダイエットに取り入れやすい魚といえます。
味わいはさっぱりとしているので、干物や塩焼きにして味をつけると美味しく食べることができますよ。
イカ
イカの中でもスルメイカやアカイカ、新イカなどは8月に旬を迎え、バテやすい夏のスタミナ源として重宝されます。
栄養もたっぷり豊富で、タンパク質やビタミンE、ナイアシンが含まれています。脂質はというと、イカ100gあたり0.8gとかなり低め。健康ダイエット食としても大変おすすめです。
生はもちろん、煮ても焼いても、揚げても美味しい。和洋中色々なレシピで楽しんでみてくださいね!
夏バテ対策!8月が旬の食材で作るおすすめレシピ
ここでは、8月が旬の食材を使ったレシピをいくつかご紹介します!
材料が少なく、調理も簡単。日頃の食卓に取り入れやすい料理ばかりなので、ぜひ試してみてくださいね。
バジルとトマトの冷製パスタ
暑い夏にぴったりなのが、こちらのバジルとトマトの冷製パスタ。見た目も鮮やかで、香り高いバジルがトマトの甘みと酸味を引き立てます。冷たくて軽やかな口当たりなので、食欲をそそりつつ、ぺろっと完食できること間違いありません。
お好みで粉チーズをどうぞ!
材料(2人分)
- スパゲティ 200g
- トマト 2個
- バジルの葉 6~8枚
- ドレッシングA
- オリーブオイル 大さじ6
- レモン汁 大さじ2
- にんにくペースト 小さじ1
- 塩 小さじ1/4
- こしょう 少々
- 砂糖 少々
作り方
- トマトを約1cm角に切る。バジルの葉は飾り用に2枚とっておき、残りを荒めにみじん切りにする。
- ドレッシングAの材料を混ぜ合わせ、トマトとバジルを加えてソースをつくり、冷蔵庫で冷やす。
- スパゲティをゆでたら氷水に入れてざるに上げ、ペーパータオルで水気を拭き取る。
- 冷やしておいたソースとスパゲティをよく和える。
- お皿に盛り付け、バジルの葉を飾って完成。
ズッキーニとベーコンのにんにく炒め
ズッキーニとベーコンのにんにく炒めは、シンプルながらも満足感のある料理です。ズッキーニの食感とベーコンの風味が、にんにくと絶妙にマッチしています。手軽に作れるため、忙しい日の簡単な食事にも最適。
ズッキーニから出る水分とベーコンの旨味が程よく絡み合い、食べ応えのある一皿に仕上がります。粉チーズをかけて、お酒のおつまみとしても良さそうです。
材料(2人分)
- ズッキーニ 1本
- ベーコン 2枚
- にんにく 1/2片
- 粉チーズ 大さじ1/2
- オリーブオイル 適量
- 塩 少々
- 黒胡椒 少々
作り方
- 中火で熱したフライパンにオリーブオイルとにんにくを加え、香りがしてきたら、ベーコンを加えてカリカリになるまで炒めて取り出しておく。
- フライパンにズッキーニを加えて火が通るまで炒め、ベーコンを戻して塩こしょうで味付けする。
- 最後に粉チーズをふる。
- お皿に盛り付けて、完成。
イカとブロッコリーのバター醤油
素材の自然な美味しさを楽しめる一品。イカとブロッコリーの食感がそれぞれ、バター醤油のコクと絶妙に組み合わさります。シンプルながらも満足感たっぷりの一皿で、暑い夏でもさっと作って食べることができます。
材料(2人分)
- ブロッコリー 3/5株(150g)
- イカ 250g
- 酒 大さじ1
- バター 大さじ1
- 醤油 小さじ2
作り方
- ブロッコリーは一口大に切り、ザルに上げておく。
- イカは足を抜いてわたを切り取り、一口大に切る。わたはそのままにする。
- 目・くちばし・吸盤・スミを取り除き、身を食べやすい大きさに切って酒を揉み込む。
- フライパンにバターを入れて中火にかけ、②で取り出したわたを崩しながら軽く炒める。
- イカの身を加えて、2〜3分ほど中火で炒める。
- ブロッコリーを加えて炒め合わせ、醤油をフライパンの鍋肌から回し入れる。
- お皿に盛り付けて、完成。
いわしの梅しそフライ
いわしの風味と梅しその爽やかさが相性抜群で、衣のサクサク感がアクセント。梅の酸味がいわしの味を引き立て、サッパリと楽しめる一皿です。暑い季節でも手軽に楽しめること間違いなしです!
材料(2人分)
- イワシ(開き) 4枚
- 梅干し(ペースト状に) 大さじ2
- 大葉 4枚
- 薄力粉 大さじ1
- 卵 1/2個
- パン粉 30g
- 油 適量
作り方
- イワシの開いた面を上に、梅肉を塗り、大葉をのせる。
- イワシの表面に、小麦粉、溶き卵、パン粉の順につける。
- フライパンに油を多めに引き、中火でよく熱したところへ②をいれ、表4分、裏3分ほど焼く。
- 焼き上がって油を落としたらお皿に盛り付けて、完成。
まとめ
この記事では、8月が旬の食べ物をご紹介しました。夏は野菜も果物も、そして海鮮も、さっぱりとして食べやすい食材が旬を迎えます。味だけでなく栄養価も高まるため、旬の食材を積極的に取り入れて、暑い夏を乗り切りましょう!
あらためまして、嶋田一生と申します。自他共に認める「しじみバカ」で、網走湖で五代続くしじみ漁師をやっています。
しじみバカがつくった、しじみ粥。“バカ”って、まっすぐなエネルギーに満ちた言葉だと思うのです。
僕は毎日、燃えています。故郷の網走でとれたしじみが世界一なんだって、世界中の人たちに自慢したい。情熱とバカは紙一重……どころか、まったく一緒だと思うんです。
『しじみ粥』を作ったのは、僕のしじみへの情熱とエネルギーを、なんとかしてみなさんにお届けしたかったから。「世の中にはこんなバカもいるんだな」と、笑ってほしかったから。そして、『しじみ粥』を食べた人も、プレゼントした人も、日本を元気にする“バカ”になってほしかったから。
どうかみなさんも、『しじみ粥』で、一緒にバカになってください!元気があればなんでもできる!バカになればなんでもやれる!
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