会食や接待で良い和風料亭に行くと「しじみ汁」が出ることも珍しくありません。
でも、普通の味噌汁と違い殻がついているしじみ、「これは食べて良いのか…?」と悩みますよね。僕たちしじみ漁師の会食でも、たまに戸惑っている人がいます(笑)
そこで今回は、しじみバカの嶋田漁業部がしじみの味噌汁を食べる時のマナーをご紹介!正しいマナーを身につけて、美味しくしじみを食べましょう!
目次
結論:味噌汁のしじみの身を食べるのはマナー違反ではない
味噌汁に入ったしじみを食べることはマナー違反ではありません。しかし、意外な所でマナー違反となることもあるので、細かく見ていきましょう。
- 殻を指でつまみながら箸で身を取る
- 身を取り終わった殻を茶碗に戻す
- しじみの身を食べること
- しじみの身を食べないこと
- 身を取り終わった殻を、フタに載せる
しじみの身自体は、食べても食べなくてもマナー違反になりません。しかし、身を取った殻はお碗の中に戻すのがマナーとされている点に注意が必要です。
次は味噌汁を食べる時に気をつけたいチェックポイントを紹介します。
【正しいマナーで食べるために】味噌汁食べ方チェックポイント
しじみに限らず、味噌汁にはマナーがあります。ここでは、注意したいポイントを紹介します。このポイントを押さえておけば、マナー違反と思われる可能性がグッと下がります。
- フタを取る際は水滴がお椀の中に落ちるよう傾けて止める
- お椀→箸の順で手に取る(箸が相手に向かないように)
- 味噌汁を飲む時は箸で具材を押さえながら飲む
- しじみの身を食べる場合は、一度お椀を置き、殻をつまみながら身を取る
- 身を取った殻はお椀の中に戻す(フタなどに置かない)
また、入っているしじみによって食べやすい、食べにくいなどの特徴があります。軽くご紹介しましょう。
しじみを食べるか否か、判断のポイント
しじみを食べても食べなくてもマナー違反にはなりません。絶対にマナー違反ができない場合は食べない方が無難でしょう。
食べるかどうかを判断する場合は、以下の点を参考にしてみてください。
身の小さいしじみは食べない
一般的に提供されるしじみは輸入品が多く、小ぶりのものが多いです。その分お箸で掴みにくい、食べ応えがないなどのデメリットが多く、上手く取れないとカチャカチャと貝の音が鳴る、大事な話を聞き逃す、などの問題があります。
大粒のしじみは食べる
国産のしじみは身が大きくぷりぷりしている物が多いです。栄養や旨味も輸入品に比べ高く、食べやすいため国産のしじみである場合は積極的に食べましょう。
また、お相手が海産物に詳しい方であれば、国産しじみについてのお話になるかもしれません。国産しじみの名産地はこちらで詳しく解説していますので、和風料亭で接待や会食がある方はぜひご覧ください。
おまけ情報:しじみはお酒と一緒に食べると酔いにくい!
会食では日本酒や焼酎などお酒がつきものです。そしてしじみには、お酒と一緒に食べると二日酔いを防ぐ効果があるんです。
これには、肝臓の機能を助ける「オルニチン」が関係してきます。詳しい内容は以下の記事で解説しているので、あわせてご覧ください。
まとめ
今回はしじみの味噌汁を食べる時のマナーを中心にお話させていただきました。今回の記事のポイントは以下のとおりです。
- 味噌汁に入っているしじみの身を食べることはマナー違反ではない
- 殻をフタに乗せることはマナー違反
- 絶対にマナー違反ができないのであれば、身は食べない
- 食べるかどうかはしじみの大きさで判断する(国産しじみは大きい)
嶋田漁業部では、しじみに関する情報を多く紹介しています。中には、飲み会や会食、接待で役立つ知識も紹介しているので、以下の関連記事をぜひご覧ください♪