しじみの煮出し時間のテスト

今回も引き続き、ある条件や温度でしじみを煮出した時の様子を観察しました。

■対比対象
・A しじみ1キロ、水2.5ℓ、温度98°
・B しじみ1キロ、水5ℓ、温度85°
・どちらも水からしじみを投入、中火で行い上記の設定温度まで加熱

①中火にして38分経過(白濁し始める)

②48分経過(ほんのり香りがしてくる)

③56分経過(しじみの口が開き始める)

④86分経過(2/3のしじみは口が開かない)

⑤108分経過(変化が見られない)

以降は変化が無かったために温度を98°に変更して引き続き観察しました。

⑥140分経過(変化が見られない)


⑦150分経過(変化が見られない)

⑧160分経過(変化が見られない)

⑦170分経過(口が開いていない、出汁が出ていないわけではないが薄い)

■見た目の比較

・A

・B

■考察
・85°の温度で煮ても、しじみの口が開かない
・98°の温度で煮だす方が良い
・水の量はあまり関係ない、時間かければ似たような濃厚な煮汁になりそう
・70分の加熱をすればしじみの身の5割は取れる

長年、しじみ漁に携わっていますが、商品開発に向けて様々な角度からしじみに向き合って観察してみると

改めて「しじみの魅力や可能性」を感じています。

大変だけど、おもしろい!

皆様に少しでも早く網走湖産のしじみの魅力が詰まった商品をお届けできるように頑張ります!